現在、プロバイダ(インターネット回線)などの光回線ユーザーを中心に「固定電話(光電話)を解約したらWi-Fi(インターネット)が使えなくなった」というトラブルの声が急増しています。
SNSや知恵袋でも、「固定電話を使わないから解約しただけなのに」「プロバイダーに電話しても専門用語ばかりでわからない」といった困惑の声が多く見られ、焦ってしまいますよね。
ユーザーの声:
「5年前、光電話とセットで契約するとお安くなるのでそちらで契約してましたが、固定電話を全く使用しないので解約しました。先ほどプロバイダ(インターネット回線)から電話がありましたが、専門用語ばっかりで何言ってるのかさっぱり分かりませんでした。(固定電話解約手続きのために、工事日に着信入りますみたいな内容でした)ちょうど1週間前くらいに、こちらからプロバイダ(インターネット回線)にWi-fiが使えないと問い合わせたら、プロバイダ(インターネット回線)側ではなくNTT側の不具合だと思うので~とのことで明後日にNTTが工事にくることになってます。が、先ほどの電話では来週の日曜…」
発生している主な現象
- 光電話(固定電話)のみを解約後、Wi-Fiが繋がらなくなった。
- パソコンやスマホはWi-Fiに接続されているが、「インターネットなし」と表示される。
- NTTからレンタルしている機器(ホームゲートウェイ:HGW)のランプ状態が変わった。
- プロバイダーとNTTで説明が異なり、工事日も二転三転して混乱している。
考えられる要因
光電話対応ルーター(HGW)の設定初期化
これが最も可能性の高い原因です。光電話とインターネットの両方を利用していた場合、NTTのレンタル機器である「HGW」に、インターネットに接続するための情報(プロバイダーのID・パスワード)が設定されていることがあります。光電話の解約工事(局内での信号停止)が行われると、HGWが光電話の機能を停止させるために自動的に再起動・初期化され、インターネットの接続設定まで一緒に消えてしまうケースが多々あります。
IPv6接続オプションの解除
近年は「IPv6」という高速な接続方式が主流ですが、インターネット回線のIPv6オプションは、光電話の契約状況と紐付いている場合があります。光電話を解約することでIPv6オプションが一旦解除され、昔ながらの「PPPoE」接続という方式に切り替わることがあります。しかし、HGWや市販のWi-FiルーターにPPPoEの設定がなされていないため、インターネットに繋がらなくなります。
プロバイダ(インターネット回線)窓口による修理手配と解約工事の混同
ユーザーが1週間前に問い合わせた際、窓口担当者が「光電話解約による設定消去」の可能性を認識せず、単なる「ネットが繋がらない」という障害としてNTTへ修理手配(派遣工事)を行ってしまった可能性があります。その後、別の担当者から「光電話解約の工事(局内工事、または着信確認)」の連絡が入り、2つの異なる工事手配が同時に存在しているためにスケジュールの齟齬や説明の混乱が生じていると考えられます。
今すぐ試せる解決方法(初心者向け)
STEP1:NTT機器のランプ状態を確認する
まずは、NTTからレンタルしている機器(HGW)の正面にあるランプを確認してください。最も重要なのは「PPP」というランプです。
- 「PPP」ランプが消灯(またはオレンジ点灯)している場合:インターネットの接続設定が消えています。再設定が必要です。
- 「PPP」ランプが緑点灯している場合:インターネット自体は繋がっています。Wi-FiルーターとHGWの間の配線や、Wi-Fiルーター自体の再起動を試してください。
STEP2:宅内機器の再起動
一時的な誤作動の可能性もあるため、すべての機器の電源を入れ直します。
- パソコンやスマホの電源を切ります。
- Wi-Fiルーター(市販のものがあれば)のACアダプターをコンセントから抜きます。
- NTTのレンタル機器(HGW/ONU)のACアダプターをコンセントから抜きます。
- そのまま5分ほど放置します。
- 抜いたのと逆の順番(NTT機器 → Wi-Fiルーター → パソコン/スマホ)で電源を入れ、5分ほど待ってから接続を確認します。
STEP3:HGWの再設定(PPPoE)
STEP1で「PPP」ランプが消灯していた場合の対応です。プロバイダ(インターネット回線)のID/パスワードが記載された書類)を用意してください。※ パソコンとHGWをLANケーブルで直接繋ぐ必要があります。
- パソコンとHGWをLANケーブルで繋ぎ、ブラウザを起動します。
- アドレス欄に『http://ntt.setup/』または『192.168.1.1』と入力し、設定画面を開きます。※ 初回はパスワード設定を求められることがあります。
- 「接続先設定(IPv4 PPPoE)」などのメニューを探します。
- プロバイダ(インターネット回線)の会員証等に記載されている「認証ID(ユーザID)」と「認証パスワード」を正確に入力し、設定を保存します。
- HGWの「PPP」ランプが緑点灯に変わるか確認してください。
STEP4:プロバイダ(インターネット回線)へ状況を再確認する
自身での設定が難しい場合、または工事日の混乱を解消するために、改めてプロバイダ(インターネット回線)へ問い合わせます。専門用語を使わず、以下の2点を明確に伝えてください。
- 「光電話を解約したらネットが繋がらなくなった。NTT機器のPPPランプが消えているので、設定が消えたのではないか?」
- 「明後日のNTT工事(修理)と、来週日曜の解約工事、どちらが正しいのですか? ネットの設定だけなら遠隔や電話サポートで直りませんか?」
このように伝えることで、修理手配(不要な可能性が高い派遣工事)をキャンセルし、電話サポートでの設定案内へ切り替えてもらえる可能性があります。
まとめ
- 光電話解約でインターネット設定が消えるトラブルは多い。
- まずはNTT機器の「PPP」ランプを確認。
- 会員証を用意し、機器の再設定(PPPoE)を試す。
- プロバイダ(インターネット回線)へは「解約後に繋がらない、PPP消灯、工事日の混乱」を具体的に伝える。
焦らず試してみてください。
