同じNTT光回線でもプロバイダによって速度は変わる?原因と対策

同じNTT光回線を利用していても、契約するプロバイダによって通信速度に差が出ることは珍しくありません。回線そのものは同じでも、通信の通り道や設備に違いがあるためです。

「どこでも同じはず」と思って契約したのに、夜間になると動画が止まってしまう。そんな状況に悩んでいるなら、まずは現在の接続方式をチェックしてみるのが近道です。

個人的には、現在の接続方式(IPoEかPPPoEか)を確認するから先に見たほうが整理しやすいです。

なぜ同じ回線なのにプロバイダで速度が変わるのか

そもそも、光回線とプロバイダは役割が異なります。回線事業者のNTTは物理的なケーブルを敷設し、プロバイダはその回線を通じてインターネットへの接続口を提供する役割を担っています。この「接続口」の設備能力がプロバイダによって異なるため、速度に差が生まれるのです。

速度低下の大きな要因は、網終端装置と呼ばれる設備での混雑です。従来のPPPoE接続方式では、この装置を通過する際にトラフィックが集中しやすく、利用者が多い時間帯には輻輳(ふくそう)が発生して速度が極端に落ちます。一方で、新しい接続方式であるIPoE接続は、この混雑ポイントを回避する仕組みです。この方式の違いこそが、通信品質を左右する決定的な差と言えます。

まずは現在の接続方式を確認しよう

速度の改善を目指すなら、まずは自分がどちらの方式で接続しているかを把握しましょう。PPPoE接続のままだと、どんなに良いルーターを使っても混雑の影響を避けられません。

  • NTT公式の「フレッツ速度測定サイト」にアクセスして網内速度を計測する
  • 契約中のプロバイダのマイページで「IPoE(IPv4 over IPv6)」の契約状況を確認する
  • 利用中のWi-Fiルーターの設定画面で接続方式が「IPoE」または「IPv6」になっているか確認する

速度測定サイトは、自分の回線が本来持っているポテンシャルを測るのに役立ちます。もしここで十分な速度が出ているのに、実際のネット利用で遅いと感じるなら、プロバイダ側の設備や接続方式がボトルネックになっている可能性が高いと見るのが自然です。

速度改善のために見直すべき宅内環境

  • Wi-FiルーターがIPv6 IPoEに対応しているか確認する
  • LANケーブルがCAT5e以上の規格か確認する
  • マンションの配線方式(光配線、VDSLなど)を確認する

意外と見落としがちなのが宅内環境です。いくら高速なIPoE接続を契約していても、ルーターがその規格に対応していなければ意味がありません。また、LANケーブルの規格が古いと、物理的な転送速度に制限がかかってしまいます。

特にマンションにお住まいの場合、配線方式による物理的な上限も無視できません。VDSL方式などは建物内の配線がボトルネックとなり、どんなにプロバイダを変えても一定以上の速度が出ないケースもあります。まずは自分の環境がどこまで対応しているか、スペックを一つずつ確認しましょう。

プロバイダ選びや契約変更の考え方

プロバイダを変更する際は、IPv4 over IPv6対応を必須条件にしましょう。この方式に対応しているプロバイダであれば、混雑を回避して安定した通信が期待できます。ただし、各社がどれだけの設備を保有し、どの程度の余裕を持って運用しているかという具体的な計画は非公開です。そのため、特定のプロバイダに乗り換えれば必ず速くなると断言することはできません。

光コラボレーション契約の場合、回線とプロバイダが一体となっているため、契約変更には事業者変更の手続きが必要です。プロバイダの乗り換えは、単なる設定変更よりも手間がかかる場合があることを頭に入れておきましょう。まずは現在の接続方式をチェックし、IPv6 IPoE環境への切り替えを検討することで、光コラボレーションの通信品質を最適化しましょう。

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