Manus（マヌス）は中国のスタートアップが開発した完全自律型のAIエージェントです。ユーザーが目的を伝えるだけで、情報収集から分析、レポート作成までをAIが自動で行ってくれる画期的なサービスとして注目を集めています。
2025年3月のリリース当初は招待コードがネット上で高額取引されるほど話題となり（中国のテック界隈では招待コードが100万円以上で売買されたとも言われます）、現在もクローズドβ版（招待制）で提供されています。
本記事では、このManusの登録方法や基本的な使い方、そして利用時の注意点について、初心者にもわかりやすく解説します。
登録方法
Manusは現在、限られたユーザーのみが利用できる招待制のβテスト段階です。そのため、まずは公式サイトからアクセス権を申請し、招待コードを取得する必要があります。以下に、登録の手順とポイントをまとめます。
公式サイトと招待制の概要
Manusは公式ウェブサイト（manus.im）上でサービスを提供しています。2025年3月時点ではクローズドβ版として運用されており、運営側から発行される招待コードを持つユーザーのみログイン・利用が可能です。
招待制が採用されている背景には、サーバー容量などの制約があるとされ、一般公開前のプレビュー措置と説明されています。そのため、誰でもすぐ使える状態ではなく、まずは招待コードの入手がカギになります。
アカウント作成の手順
- 公式サイトにアクセス: ブラウザでManus公式サイト（manus.im）を開きます。トップページの「Get Started（Manusを試す）」ボタンをクリックし、登録プロセスを開始します。
- ログイン認証: 初めて利用する場合、GoogleアカウントやApple IDでのログイン認証が求められます。Manusは独自のユーザー名・パスワード登録を設けておらず、既存の認証基盤（GoogleまたはApple）を利用してサインインする仕組みです。
- アクセス申請（ウェイトリスト登録）: ログイン後、Manusの利用申請フォーム画面が表示されます。ここで「Apply for Access（アクセスを申請）」あるいは「ウェイティングリストに登録」といったオプションを選び、必要事項を入力します。
- 申請内容の送信: フォームへの入力が完了したら、送信ボタンをクリックして申請を提出します。送信後はManus運営チームによる審査待ちとなります。通常5～7営業日ほどで承認され、登録したメールアドレス宛に招待コードが発行・通知されます。
- 招待コードでアカウント有効化: 招待コードを入手できたら、再度公式サイトにアクセスしてログインします。ログイン後の画面で招待コードの入力プロンプトが表示されるので、コードを入力してアカウントを有効化しましょう。
招待コードを入手するには？
招待コードの入手方法は主に次の2通りがあります。
- 公式サイトで申請して取得: 最も確実で推奨される方法です。申請からコード取得までの待ち時間は数日程度が目安です。
- 既存ユーザーから譲ってもらう: すでにManusを利用しているユーザーから招待コードを提供してもらう方法です。
※注意: SNSやネット掲示板上で第三者が招待コードを高額販売しているケースがありますが、安易に購入しないよう注意してください。
使い方
招待コードによるアカウント有効化が完了したら、いよいよManusを実際に利用できます。基本的な操作はChatGPTなどの対話型AIと似ていますが、Manusならではの自律エージェント機能によって、より大きなタスクを「丸投げ」できる点が特徴です。
利用できるプラットフォーム
Manusはクラウドベースのサービスとして提供されており、ソフトウェアのインストールは不要です。基本的にはPCまたはスマートフォンのウェブブラウザさえあれば利用できます。
基本操作（タスク依頼と結果の確認）
- 依頼内容の入力: Manusのチャットボックスに、やってほしい目的やタスク内容を入力します。
- AIによるタスク自動実行: 送信すると、Manusが受け取った指示に基づきタスクを自律的に計画・実行し始めます。
- 成果物の受け取り・確認: 完了すると、Manusから最終結果（アウトプット）が提示されます。
利用時の注意点
利用条件・制限事項
- ベータ版ならではの制限: 現状では1日に実行できるタスクの回数制限があります。
- 無料版・有料版の違い（今後）: 2025年3月現在、Manusは無料で試用できますが、正式リリース時には料金プランが設定される可能性があります。
セキュリティ・プライバシーに関する注意
- 機密情報の取り扱い: Manusに入力したデータはクラウド上に保存される可能性があるため、極秘情報を扱う場合は注意が必要です。
- AIの誤作動・誤回答: AIの出力結果は必ず人間が確認し、内容を精査することを推奨します。
- アカウントセキュリティ: Google/Apple認証を使用するため、二要素認証を設定するなどセキュリティ対策を行いましょう。
Manusはまだ発展途上のサービスですが、その自律実行型AIというコンセプトは今後の働き方・生活を大きく変える可能性を秘めています。