Final Cut Proの機能|初心者がまず触る設定と手順

Final Cut Proを入れたけど、まず何を触ればいいの?そんな戸惑いから始まる人は多いです。

画面を開くと、ボタンや枠がたくさん並んでいます。素材をどこに入れるのか、設定はどこを直すのか。最初はここで手が止まる。

この記事では、動画編集を始めたばかりの人向けに、最初に押さえたい機能と設定をまとめました。ライブラリの考え方、ストレージを守る設定、タイムラインの基本まで、順番に見ていきます。

Final Cut Proの機能でまず押さえる「ライブラリ・イベント・プロジェクト」

最初に理解したいのは、素材の入れ物です。Final Cut Proはライブラリイベントプロジェクトという3層で素材を管理します。ここが土台になる。

ライブラリは一番大きな箱です。中身は「〇〇.fcpbundle」というファイルで、Finder(Macのファイル管理画面)でも1つのまとまりとして見えます。作品ごとや案件ごとに1つ作っておくと、あとで探しやすいです。

その中に入るのがイベントです。イベントは撮影日や場面ごとに分ける素材のフォルダだと思うといいです。「7月_旅行」「インタビュー素材」みたいに名前を付けておくと、あとで開いたときに中身がすぐ分かる。

さらにイベントの中にプロジェクトを作ります。プロジェクトは、編集して1本にまとめる動画そのものです。つまり「ライブラリ→イベント→プロジェクト」と、大きい箱から小さい箱へ入れ子になっている。

そもそもこの3層を知らないと、素材の置き場所がバラバラになります。あとで映像や音がリンク切れ(元ファイルとのつながりが切れること)を起こすこともある。どこに何を入れるかを最初に決めておくと、管理がずっとラクになります。

バックグラウンドレンダリングをオフにしてストレージを守る手順

編集していると、Macの空き容量が急に減ることがあります。原因の多くはバックグラウンドレンダリングです。これは手を止めている間に、映像を裏で先に書き出しておく機能になる。そのぶんレンダリングファイルが増えて、容量を食っていきます。

まずは「環境設定」からバックグラウンドレンダリングをオフにするのがおすすめ。やることはシンプルで、手順は4つだけです。順番はこうなる。

  • Final Cut Proを開く
  • メニューバーの「Final Cut Pro」から「設定(環境設定)」を選ぶ
  • 開いた画面で「再生」タブをクリックする
  • 一番上の「バックグラウンドレンダリング」のチェックを外す

操作そのものは数十秒で終わります。とはいえ効果は大きいです。M1やM2以降のMacなら、この機能をオフにしても編集は軽快に動く。空き容量が気になる人は、まずここを見直すといいです。

ちなみに、すでに作られたレンダリングファイルは「ファイル」→「生成されたライブラリファイルを削除」から消せます。容量をすぐ空けたいときは、あわせて確認しておくといいです。

マグネティックタイムラインとメディアの読み込み・書き出しの基本

編集の中心になるのがマグネティックタイムラインです。ここは最初にコツをつかむと一気に速くなる。まず押さえたいのは次の3つです。

  • クリップは磁石のようにくっつき、間にすき間ができにくい
  • メディアの読み込みは「ファイル」→「読み込む」→「メディア」から行う
  • 書き出しは画面右上の共有ボタン(上向き矢印のアイコン)から入る

マグネティックタイムラインは、クリップを削ると前後が自動でつまる作りです。むしろ手作業ですき間を消す必要がありません。並べ替えても崩れにくいので、テンポよく組み立てられる。

読み込んだ素材は、いったんイベントに入ります。そこからタイムラインへドラッグすれば、編集がスタートする。書き出しは共有ボタンから「ファイルを書き出す(Apple ProResやH.264など)」を選ぶと、保存形式や画質を決める画面が出ます。YouTube用ならH.264で十分です。

あとはショートカットキーです。マウスだけで編集すると時間がかかります。クリップを切る「B(ブレード)」や、選んだ範囲を消す「Delete」など、よく使う操作をキーで覚えると作業の速さが変わってくる。

動作が重い・落ちる前に見るシステム条件と保存先チェック

「動きが重い」「急に終了する」。こういうとき、いきなり再起動する前に見るところがあります。多くは設定より土台の問題だった、というケースです。

まず確認したいのはmacOSのバージョンです。古いままだと動作が不安定になりやすい。Final Cut Proは新しいOSに合わせて作られているので、アップデートで直ることもある。

次にメモリと空き容量です。Final Cut Proはメモリと空きをしっかり使うソフトなので、ここが少ないと重くなります。編集用の空きは、目安として多めに残しておくと安心です。

外付けドライブに素材を置く人は、フォーマット(保存形式)も見ておくといいです。Windows向けの形式のままだと、書き込みでつまずくことがある。Mac用なら「APFS」か「Mac OS拡張」にしておくと安定します。

基本のインターフェイス(画面の作り)が分からなくなったら、公式のMac用Final Cut Proユーザガイドで確かめられます。どこに何のボタンがあるか、図つきで載っています。

まとめ

入れたその日にやることは、そんなに多くないです。ポイントは3つだけになる。

  • 結論:最初に環境設定でバックグラウンドレンダリングをオフにする
  • 次にやること:ライブラリ・イベント・プロジェクトの3層構造で素材を整理する
  • 覚えておくこと:マグネティックタイムラインとショートカットで編集は一気に速くなる

ライブラリの3層構造とバックグラウンドレンダリングの設定まで押さえれば、Final Cut Proの機能でつまずくポイントはだいたい片付きます。

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