TikTokでストーリーを投稿したのに、音が出ない。編集画面では鳴っていたのに、上がったストーリーは無音だった。そんな状態でこのページにたどり着いた人が多いはずです。
ストーリーに音源が付かないと、多くの人はTikTokのバグだと思います。ただ、実際に多いのは著作権まわりの制限と、端末側の音量設定でした。
ここでは、症状の分かれ方と、見ていく順番をまとめます。メディア音量、マナーモード、キャッシュ削除、ビジネスアカウントの商用利用制限。この4つを上から順に見ていく形になる。
ストーリーの音源が付かないとき、まず疑うのはバグではない
症状は大きく3つに分かれます。「音源が選べない」「投稿したら無音」「この楽曲は利用できませんと出る」。この3つは、それぞれ原因が違う。
TikTokで使える楽曲は、権利者との契約で使える範囲が決まっています。だから地域やアカウントの種類によって、使える曲と使えない曲が出てくる。これは不具合ではなく仕様です。
やっかいなのは、アプリの不調と著作権の制限が、画面の上ではほぼ同じに見えるところ。どちらも「選べない」「鳴らない」で終わってしまう。だからバグだと感じる人が多くなる。
切り分けは簡単です。特定の1曲だけで起きるのか、どの曲でも起きるのか。前者なら著作権やアカウントの制限、後者なら端末やアプリ側の設定を疑う形になります。
最初にやる3つ:メディア音量・マナーモード・キャッシュ削除
どの曲でも音が出ないなら、まず端末を見ます。音量ボタンで動く音量は、着信音とメディア音量が別々です。動画の音はメディア音量のほうで鳴る。ここが0のままだと、投稿画面でも無音になります。
マナーモード(消音モード)も同じ。オンのままだと音が出ないので、いったんオフにして確認する。個人的には、端末の音量設定とマナーモードから見ると切り分けが早いです。
次はアプリ側。TikTokアプリのキャッシュ削除は、下のタブから順にたどります。
- 右下の「プロフィール」をタップし、右上の三本線を開く
- 「設定とプライバシー」をタップ
- 「キャッシュを削除」を選んで実行する
- App StoreまたはGoogle Playでアプリを最新版に更新する
- アプリをいったん終了して、開き直す
手順はこの5つだけで終わります。所要時間は長くても5分ほど。
ビジネスアカウントだと商用利用の楽曲しか使えない
流行りの曲を検索しても出てこない。出てきても、選ぶボタンが反応しない。こういうときは、アカウントの種類を疑います。
ビジネスアカウントで使えるのは「商用楽曲ライブラリ」の中の音源だけ、という仕様です。お店やブランドの宣伝に使うアカウントなので、一般の楽曲は権利の関係で外れる。検索してもそもそも出てこないのは、この制限が理由です。
自分の種類は設定から確認できます。プロフィール右上の三本線 →「設定とプライバシー」→「アカウント」の順にタップ。ここに今の種別が表示される。
どうしても使いたい曲があるなら、クリエイター向けのアカウントに切り替えるという手もあります。ただし、切り替えるとビジネス向けの分析機能などが変わる。どちらを取るかは、使い方に合わせて選ぶことになります。
「この楽曲は利用できません」と出たときの対処
- このメッセージは著作権・ライセンス(曲を使う許可)の制限で出る
- 解除するための設定は用意されていない
- 使える楽曲は、地域やアカウントによって違う
- 別の音源に差し替えるのが一番早い
このメッセージが出た時点で、その曲は自分のアカウントでは使えません。同じ曲が友達の画面では普通に使えている、ということも起きる。むしろ、粘らずに別の曲を選んだほうが早く終わります。
外部アプリへシェアしたときに音が消えるのも、同じ理由です。TikTokからInstagramのストーリーなどへ送ると、映像だけが渡って音が残らない形になる。TikTok内の楽曲の権利は、アプリの外まで持ち出せないためです。
とはいえ、抜け道がないわけではありません。TikTokの音源を付けず、撮影したときの音だけで作った動画なら、外に出しても音は残る。外部シェアが前提なら、こちらの作り方が向いています。
それでも直らないときに残る可能性
ここまで全部試してもダメなら、OSやアプリのバージョンに合わない一時的な不具合の可能性があります。この場合、こちら側でできることは少ない。アプリの更新を待つ形になります。
問い合わせ先はTikTokヘルプセンターです。アプリ内なら「設定とプライバシー」から「フィードバックとヘルプ」を開いて送れる。端末の機種、アプリのバージョン、音が出ない楽曲名。この3つを書くと話が早く進みます。
なお、TikTokがこの症状を不具合として公表しているわけではありません。今のところ公式に説明が出ているのは、著作権とアカウント種別による制限までになる。
まとめ:見た目は同じでも中身は2種類
画面の見え方は同じでも、中身は「制限」と「設定」に分かれます。
- 結論:ストーリーに音源が付かない原因の多くは、著作権とアカウント種別の制限で、バグではない
- 次にやること:メディア音量とマナーモードを見て、次にTikTokアプリのキャッシュ削除とアップデートを試す
- 次にやること:ビジネスアカウントなら商用楽曲ライブラリの中から音源を選び直す
- 覚えておくこと:「この楽曲は利用できません」は仕様なので、別の音源に替えるのが最短
- 覚えておくこと:外部アプリへシェアすると音が消えるのは、楽曲の権利が外に出せないため
ストーリーの音源が消えたら、マナーモードとキャッシュ削除を見て、それでもダメならビジネスアカウントの商用利用制限を疑う。この順番で見れば、著作権の制限なのかアプリ側の不調なのかが分かります。

