ブラウザでGeminiに「画像を作って」と頼むと、「私はテキストベースのAIなので〜」と断られる。新しいチャットを開いても、アカウントを切り替えても、同じ返事しか出てこない。そんな状態で「バグなのか、スマホのせいなのか」と調べた人に向けた記事です。
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先に答えを書くと、スマホの故障ではありません。Geminiが「テキストベースのAIなので画像は作れません」と答える原因は、たいてい別のところにあります。多いのは、指示の出し方や会話の流れ、アカウントの設定です。
ここでは、画像生成が止まる原因と、どこを見てどの順番で直せばいいかをまとめています。
Geminiが「テキストベースのAI」と答えるのはバグなのか
Googleはこの現象を、障害として公式に発表していません。
スマホ本体やブラウザが壊れているわけでもありません。そもそも「テキストベースのAI」という返事は、Geminiが文章として返しているメッセージになる。端末の不具合なら、返事そのものが表示されないはずです。
新しいチャットやアカウント変更で直らないのは、原因がプロンプト(AIへの指示文)や設定の側にあるからです。同じ頼み方、同じ接続環境のままだと、何度やり直しても同じところで止まります。
ちなみに、Google側で機能を少しずつ配る調整(ロールアウト)が行われているかどうかは公表されていない。なので、まずは自分の側で直せるところから見ていくことになる。
画像生成が止まる3つの原因:安全フィルター・会話の流れ・アカウント制限
1つ目は安全フィルター(危ない内容や問題のある画像を止める仕組み)です。これが強めに反応すると、返事の形が変わります。「その内容は描けません」ではなく、「そもそも画像を作る機能がない」かのように答えるのです。本当は機能があるのに、ないと言われるのはこのパターンです。
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2つ目はコンテキスト汚染(前の会話に引っぱられて、画像を作れないモードのままになる状態)です。文章だけのやりとりが長く続くと、Geminiが「ここは文章で答える場だ」と思い込んだまま返してきます。
3つ目はアカウントの制限です。Google Workspace(会社や学校向けのGoogleサービス)のアカウントだと、管理者が画像生成をオフにしている場合があります。
安全フィルターにかかりやすい依頼には、たとえば次のようなものがある。
- 実在する人物や有名人を描く依頼
- 子どもが写る人物画像
- 暴力やけがを連想させる場面
- 特定のキャラクターやブランドロゴをそのまま再現する依頼
- 肌の露出が多い人物の描写
まずはプロンプトの書き方を直す
たとえば、こんな頼み方をしていないでしょうか。
- 悪い例:「猫って描ける?」
- 悪い例:「さっきのやつ、絵にして」
- 良い例:「夕方の海辺で、オレンジ色の空を背景に座っている白い猫の画像を生成してください」
「描ける?」は質問の形なので、Geminiは「できるかどうか」を文章で答えようとします。「さっきのやつ」も、何を描くのかがはっきりしない。むしろ「〇〇の画像を生成してください」と、作業としてはっきり頼んだほうが通りやすくなります。
描く中身は、場所・色・雰囲気の3つを入れると具体的になる。「どこで」「何色で」「明るいのか静かなのか」まで書くと、Geminiが迷いにくいです。
同じプロンプトを何度も送るのは逆効果です。断られた言い方をくり返しても、同じ判定をされるだけになる。
個人的には、画像生成が止まったら、まず安全ポリシーに触れる言葉が入っていないかを疑うようにしています。ここを先に見ると、原因の切り分けがかなり早くなりました。
マルチモーダル機能を邪魔する環境設定の確認手順
Geminiの画像生成は、マルチモーダル(文章だけでなく画像なども扱える機能)の一部です。プロンプトを直してもだめなら、次の4つを順番に確認します。
- VPN接続をオフにする:スマホの「設定」アプリでVPNの項目を開き、接続をオフにします。VPNアプリを使っている場合は、アプリ側で切断する。
- ブラウザの言語設定を日本語にそろえる:Chromeなら右上の「︙」から「設定」→「言語」を開き、いちばん上を日本語にします。
- Googleアカウントの言語設定を確認する:Googleアカウントの管理画面を開きます。「個人情報」→「全般的なウェブ設定」→「言語」と進み、日本語になっているか見ます。
- 新しいチャットで再試行する:Geminiで新しいチャットを開き、「〇〇の画像を生成してください」と具体的に頼み直す。
VPNは、接続先の国や地域によって画像生成が制限される場合があります。自分では日本からつないでいるつもりでも、Geminiからは別の地域に見えている状態です。
言語設定がブラウザとアカウントでバラバラだと、機能の出し方がずれることがある。2と3は、両方を日本語にそろえておくのがおすすめです。
とはいえ、利用回数の上限(クォータ)に達している場合は、設定を直しても変わりません。上限は時間がたつと戻るので、それまで待つしかない。
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会社・学校のGoogle Workspaceで画像生成が使えないとき
まず、使っているアカウントがGoogle Workspaceかどうかを確かめます。見分け方は簡単です。メールアドレスの末尾が「gmail.com」ではなく、会社や学校の名前になっていればWorkspaceのアカウントです。
Workspaceでは、画像生成を使えるかどうかを管理者が決めている。管理者がオフにしていたら、自分の画面からは解除できません。会社ならシステム担当、学校なら先生や情報担当に「Geminiの画像生成は使える設定になっていますか」と聞くのが早いです。
どちらが原因か分からないときは、個人のGoogleアカウント(末尾がgmail.comのもの)に切り替えます。そのうえで、同じプロンプトで頼んでみてください。個人アカウントで画像が出るなら、原因はWorkspace側の設定だったことになる。
画像生成で何が制限されているかは、Googleの公式ページGemini 画像生成の制限事項でも確認できます。もとは開発者向け(Vertex AI)のページですが、描けない内容の考え方をつかむのに役立ちます。
まとめ
スマホを買い替えたり、アカウントを作り直したりする必要はありません。見るところは3つだけです。
- 結論:「テキストベースのAI」という返事はスマホの故障ではない。安全フィルターや会話の流れ、アカウント制限が主な原因です。
- 次にやること:新しいチャットを開いて「〇〇の画像を生成してください」と具体的なプロンプトで頼む。だめならVPNと言語設定を見直します。
- 覚えておくこと:Workspaceアカウントでは管理者が画像生成をオフにしている場合があり、自分では解除できません。
Geminiに「テキストベースのAI」と言われたら、まずプロンプトに「画像を生成して」と入れ直す。そのうえで、安全フィルターに引っかかる言葉が入っていないかを確かめてみてください。

