困ったな。
ゆうちょ銀行のATMが近くになくてお金がおろせないよ。
でしたら、ゆうちょPayの「キャッシュアウト」を利用してみてはどうですか?
キャッシュアウトって何?
初めて聞く言葉だなぁ。
それでは、キャッシュアウトについての説明と、使用方法や手数料なども一緒に見ていきましょう。
ゆうちょPayとは
ゆうちょPayとは、2019年5月からサービスを開始した、ゆうちょ銀行が提供するキャッシュレス決済アプリです。
ゆうちょ銀行の口座と、アプリを使うためのスマホがあれば誰でも利用することができるのです。
支払い代金は、ゆうちょ銀行の口座からすぐに引き落とされるので、事前にチャージする必要がありません。
貯金残高の範囲内での利用なので、使い過ぎの心配もないというのが特徴でもあります。
また、クレジットカードを持っていなくても登録できるので、手軽に始めることができます。
ゆうちょPayのキャッシュアウトとは
ゆうちょPayには「キャッシュアウト」というサービスがあります。
ゆうちょと東京急行電鉄株式会社と連携し、自動券売機で現金を引き出せるサービスを始めたのです。
このサービスは日本初の試みです!
駅の券売機で現金をおろせるという発想に感動しますね。
近くにATMがなくて困っている時も、身近な駅の券売機で現金を引き出せるのでとても便利ですよね。
とはいっても、まだまだ利用できる場所が限られています。
現時点で現金の引き出しができる券売機は、東急電鉄(東京・神奈川)の各駅で、東横線・目黒線・田園都市線・大井町線・池上線・東急多摩川線です。
世田谷線とこどもの国線各駅では利用できません。
ゆうちょPayのキャッシュアウトの使い方と手順
ゆうちょPayのキャッシュアウトを利用するには、ゆうちょPayのアプリをインストールして個人情報と口座情報を入力する必要があります。
登録方法は過去記事で詳しくご紹介しているので、気になる方はこちらをご覧ください。
アプリの登録が完了したら、すぐにキャッシュアウトを利用することができます。
まず、スマホ側での操作です。
IDとパスワードを入力してアプリを開き、左上の 三本線 をタップしてください。
メニューが表示されるので、キャッシュアウト を選択しましょう。
金額を選択 をタップすると、引き出したい金額を選ぶ画面が表示されます。
1万円・2万円・3万円から選ぶことができます。
引き出したい金額を選択すると、コード発行 という表示が出るのでスライドしてください。
6桁の取引暗証番号を入力すると、QRコードが表示されます。
次は券売機側の操作です。
東急線の各駅に設置されている券売機の画面の QRコードを使う をタップしましょう。
「QRコード・バーコードをかざしてください」とアナウンスがかかるので、先ほどアプリで表示したQRコードを券売機にかざしてください。
内容の確認画面に進むので、間違いがなければ 確認 を選択しましょう。
ご利用明細が必要な方は、確認 を押した後で画面に表示される ご利用明細書 を押してください。
あとは券売機から現金が出てくるので、受け取って完了です。
アプリ側には、引き出し完了の画面が表示されるので、そちらも確認しておきましょう。
ゆうちょPayのキャッシュアウトの注意点
ゆうちょPayのキャッシュアウトを利用するにあたり、いくつかの注意点があります。
初期状態ではキャッシュアウトはオフになっている
キャッシュアウトの利用を「オン」にしてから使いましょう。
設定を変更していない状態でキャッシュアウトを使おうとすると、画像のような表示が出ます。
設定変更 からキャッシュアウトの利用をオンにしましょう。
キャッシュアウトの利用 をタップし、6桁の取引暗証番号を入力するとオンに変更することができます。
設定 をタップし、ご利用上限金額の設定 からも変更できます。
QRコードの有効期限は5分間
セキュリティ面の関係で、QRコードを表示させてから「5分」を過ぎると、そのQRコードは使用できなくなります。
なので、5分以内に手続きを済ませましょう。
もし5分経過して使えなくなってしまったら、また新たにコードの発行を行いましょう。
一部対応していない券売機もある
基本的には東急線の券売機であれば対応していますが、ICカードチャージ専用などの一部の券売機では対応していないので、その場合は他の対応している券売機を利用しましょう。
キャッシュアウトを利用できるのは5:30~23:00の間
5:30~23:00の時間内はキャッシュアウトを利用できますが、深夜の時間帯は利用できなくなります。
電車の終電の時間に関係しているのだと思います。
引き出せる限度額は3万円
1回に引き出せる最高限度額が3万円、1日の最高限度額が3万円という制限があります。
ATMが近場になくて、どうしても急ぎで現金が欲しい場合には良さそうですが、使う場面は限られてしまいそうですね。
手数料がかかる
現金を引き出す際、平日8:45~18:00は100円+税、休日を含むそれ以外の時間帯は200円+税の手数料がかかります。
現時点では平日110円、時間外と休日は220円がかかります。
口座の残高が不足していると利用できない
ゆうちょPayは、口座の金額の範囲内で使える機能なので、残高がなければキャッシュアウトも利用できません。
画面が暗いとQRコードの読み込みがうまくいかない
券売機にQRコードを読み込ませる際に、画面が暗いと読み込みがうまくいかないことがあります。
スマホのディスプレイの明るさを調節して、画面を明るく設定しましょう。
ゆうちょPayのキャッシュアウトのメリット
ゆうちょPayのキャッシュアウトの利点は、何と言ってもATMよりも身近な駅の券売機で現金を引き出せるということです。
どんどんキャッシュレス化が進んでいますが、いざというときにお店が対応していないこともあり得ますし、現金が全く必要のない世の中にはならないと思います。
ゆうちょPayはその両方を便利にしようと、キャッシュレスアプリの中に簡単に現金を引き出せるサービスを組み込んでいます。
また、クレジットカードを持っていない人でも気軽に使えるというのも、他のコード決済アプリにはない強みでもありますね。
まとめ
ゆうちょPayのキャッシュアウトについてご紹介しました。
駅の券売機で現金を引き出せるというのは、とても便利な世の中になりましたね。
現在は東急線の各駅のみでの利用ですが、ゆうちょ銀行の担当の方は、東急電鉄以外の鉄道会社との連携もしたいと考えているそうです。
近い未来、多くの駅の券売機で現金を引き出せるようになるかもしれませんね。