家族や友人、職場の同僚とLINE通話やビデオ通話でやり取りしているときに、「声が聞き取りにくい」「映像が繋がらない」などの不具合が起きるとストレスですよね。特にテレワークやオンラインイベントが増えた今、通話が途切れるのは大きな問題です。そこで今回は、LINE通話(音声・ビデオ)が安定しない原因と、その解決策をわかりやすく解説します。
1. よくある症状
- 音声通話中に声が途切れる・ロボット音のように聞こえる
- ビデオ通話を開始しても相手が映らない、または自分が映らない
- 通話中に「接続が切れました」などのエラーが出る
- 数分話していると突然切断される
2. 主な原因
2-1. 通信回線の不安定
Wi-Fiやモバイルデータが不安定だと、音声や映像が途切れる、または最初から繋がらないことがあります。通信状況が良好でないと、大容量をやりとりするビデオ通話は特に影響を受けやすいです。
2-2. スマホの性能不足・バックグラウンドアプリの負荷
端末のCPUやメモリ(RAM)が不足していると、音声や映像をスムーズに処理できません。複数のアプリが起動していると、LINE通話の処理が追いつかなくなることもあります。
2-3. マイクやカメラの権限設定
LINEにマイクやカメラの使用権限を与えていないと、通話で音声や映像が正常に伝わりません。OS側のプライバシー設定が原因で、映像が表示されないケースも。
2-4. LINEアプリやOSのバグ
バージョンアップ直後などで、通話機能に不具合が発生していることもあります。LINEアプリやスマホOSが古いままだと、通話安定性に問題が出る可能性があります。
2-5. サーバーやトラフィックの混雑
イベントや特定の時間帯にユーザーが集中すると、LINEのサーバーや回線が混雑し、通話が途切れることがあります。特に夜間や週末に起きやすいです。
ポイント:ビデオ通話は音声通話よりもデータ通信量が大きいため、回線の影響を大きく受けやすいです。
3. 対処法
3-1. 通信環境の改善
- Wi-Fiが不安定ならモバイルデータ、またはその逆を試す
- できるだけ電波の強い場所や高速ネット回線を使う
- Wi-Fiルーターを再起動し、無線チャンネルの混雑を解消する
3-2. 不要なアプリを終了・端末を再起動
- バックグラウンドで動いているゲームやSNSアプリを終了させ、端末の負荷を下げる
- 端末を再起動してキャッシュをリフレッシュし、LINEを再度起動
3-3. マイク・カメラの権限をチェック
- iPhoneの場合:「設定 → プライバシー → マイク / カメラ → LINEをオン」
- Androidの場合:「設定 → アプリ → LINE → 権限 → マイク / カメラを許可」
3-4. アプリ・OSを最新にアップデート
- App Store / Google PlayでLINEアプリの更新を確認
- スマホのOS更新が溜まっている場合は更新し、端末を再起動
3-5. 通話品質の設定を調整
- ビデオ通話が途切れがちな場合、画質を落とすか音声通話のみに切り替え
- 「ネットワークサポート機能をオン/オフ」するなど、LINEアプリの通話設定を再チェック
4. それでも改善しないときは?
- LINEサーバー障害の可能性をチェック。Downdetector等で同様の報告がないか確認
- OSや端末に固有の不具合が疑われる場合は、別のスマホやPC版LINEでテスト
- 「設定 → ヘルプ → 問題を報告」から具体的な状況をLINEサポートへ送る
5. トラブル回避のポイント
- 通話前に電波状況をチェックし、安定した回線を確保
- マイク・カメラの権限設定を事前に確認
- LINEアプリとOSを常に最新バージョンにアップデート
- 長時間通話の場合、端末の発熱やバッテリー残量にも注意
まとめ
LINEの音声・ビデオ通話が途切れる、または繋がらない原因は、通信環境の不安定さ、端末の処理負荷、権限設定の不足、アプリやOSの不具合など多岐にわたります。まずは回線速度が安定した場所へ移動し、不要なアプリを閉じるなど端末負荷を減らすのがおすすめです。カメラやマイクの権限も確認して、LINE通話を常に最新環境で試してみましょう。
どうしても改善しない場合は、LINE公式からのアナウンスやサポートへの問い合わせを検討するのがベスト。快適な通話環境を整えて、スムーズなコミュニケーションを実現しましょう。