現在、大事な画像データをオンラインストレージに保存しているユーザーを中心に「1つのサービスだけで十分なのか、複数のサービスに保存すべきか」という疑問の声が急増しています。
SNSや知恵袋でも、「サービス終了が怖い」「アカウントがロックされたらどうしよう」といった困惑の声が多く見られ、焦ってしまいますよね。
発生している主な現象
オンラインストレージを利用する上で、多くのユーザーが以下のような不安や懸念を抱えています。
- 1つのサービスにすべてのデータを預けることへの心理的不安
- 利用中のサービスが終了したり、無料プランが縮小されたりするリスク
- 規約違反(意図しないものを含む)や不正アクセスによるアカウントBAN(凍結)
- どのサービスをどう組み合わせれば効率的かつ安全かがわからない
考えられる要因
なぜ、複数のオンラインストレージへの保存が検討されるのでしょうか。その背景には、単一のサービス利用における固有のリスクがあります。
単一障害点(SPOF)のリスク
データ保存先が1カ所しかない場合、そのサービスで大規模なシステム障害が発生すると、復旧までの間、すべてのデータにアクセスできなくなります。最悪の場合、サービス側の事故でデータが消失する可能性もゼロではありません。
サービス側の都合による仕様変更
オンラインストレージサービスは、運営会社の経営戦略により、予告なくプラン内容が変更されることがあります。無料容量の削減や、サービス自体の終了が決まった場合、大量のデータを短期間で別の場所へ移動させなければならない手間が発生します。
アカウントのトラブル
不正アクセスを受けてパスワードを変更されたり、意図せず規約に抵触してアカウントが凍結されたりすると、本人がデータを取り出すことが非常に困難になります。
今すぐ試せる解決方法(初心者向け)
大事な画像データを守るための、初心者でも実践しやすいベストプラクティスを紹介します。効果が高い、または手軽な順に並べています。
異なる運営会社のサービスを1つ追加する
現在利用しているサービスとは、異なる企業が運営するサービスをもう1つ選び、特に大事な画像だけでも保存するようにしてください。例えば、Google Drive(Google)を使っているなら、OneDrive(Microsoft)やDropbox、iCloud(Apple)などを組み合わせます。これにより、1社のシステム障害やアカウントトラブルのリスクを分散できます。
スマホの自動アップロード機能を複数活用する
スマートフォンで撮影した写真を保存している場合、標準の自動同期・バックアップ機能を複数のサービスで有効にするのが最も手軽です。例えばiPhoneユーザーであれば、「iCloud写真」と「Googleフォト」のアプリアップロード機能を両方オンにしておくことで、意識せずに2カ所のクラウドへ二重に保存されます。
手元の物理ストレージにも保存する(3-2-1ルール)
データバックアップの鉄則として「3-2-1ルール」があります(3つのコピー、2種類のメディア、1つはオフサイト=クラウド)。クラウド(オフサイト)に保存できているので、追加で手元の物理メディア(外付けHDD、SSD、USBメモリなど)にデータをコピーしてください。これにより、インターネット環境がない状況でもデータにアクセスでき、クラウド側の全損事故からもデータを守れます。
まとめ
大事な画像データの保存方法について、要点は以下の通りです。
- 1つのオンラインストレージだけでは、サービス障害やアカウントロック時のリスクがある
- リスク分散のため、運営会社が異なる複数のクラウドサービスを併用するのが望ましい
- スマホの自動アップロード機能を複数オンにする方法が手軽で効果的
- クラウドだけでなく、外付けHDDなどの物理メディアにも保存するとさらに安全
すべてのデータを二重管理するのは大変ですが、まずは「絶対に失いたくない画像」だけでも、焦らず試してみてください。
