POPOPOの紹介文にある「フォローしている“あの人”から着信がくる」という一文を見て、少し身構えた人も多いかもしれません。SNSでは、投稿を読んだり動画を見たりする使い方が主流なので、「着信」と言われると急に距離が近く感じますよね。
でも、POPOPOの公式情報を見ていくと、このサービスは単なる通話アプリというより、会話そのものをちょっとした番組のように楽しむためのアプリとして作られていることがわかります。最初に違和感を持ったとしても、それは自然な反応です。むしろ、どんな仕組みなのかを知ると「なるほど、そういうことか」と見え方が変わってきます。
POPOPOってどんなサービス?
POPOPOは、公式に「カメラのいらないテレビ電話」と案内されているスマホ向けアプリです。顔を映さなくても会話できて、話している内容にあわせて映像のカメラワークが自動で切り替わるのが特徴です。友だちとの通話だけでなく、そのままLIVE配信にしたり、視聴したりできる作りになっています。
また、POPOPOでは一般的な「アバター」というより、着せ替え感覚で使う「ホロスーツ」という考え方が採用されています。公式では400種類以上のホロスーツがあると案内されていて、通話を“ただの会話”ではなく、少しエンタメ寄りの体験として見せたい意図が感じられます。
「着信」って実際にはどういう意味?
ここがいちばん気になるポイントですが、POPOPOの「着信」には少なくとも2つの意味があります。ひとつは、友だち同士で使う通常のコール機能。もうひとつは、LIVE配信中にフォロワーへ一斉に通知を送る「スーパーコール」です。
特に紹介文の「フォローしている“あの人”から着信がくる」は、普通の1対1通話というより、LIVEに来てほしいと知らせるスーパーコールの意味合いが強いと考えるとわかりやすいです。実際、公式ヘルプではスーパーコールを「LIVE配信中のユーザーが、自分のフォロワー全員に対して一斉に着信通知を送る機能」と説明しています。ITmediaも、これを“ライブ配信開始を電話のように届ける仕組み”として紹介しています。
つまり、「知らないうちに急に濃い関係を求められる」というよりは、通知の見せ方をあえて“電話っぽく”していると考えたほうが実態に近そうです。ここが普通のSNSと違うので、最初に戸惑う人がいるのも当然です。
着信が苦手でも、少し安心できる点
POPOPOでは、スーパーコールを受けるかどうかを設定で変えられます。公式ヘルプによると、アカウント全体でOFFにすることもできますし、ユーザーごとに受信設定を変えることもできます。なので、「この機能そのものが怖い」と感じる人でも、通知の距離感を調整しながら使うことはできます。
このあたりを見ると、POPOPOは“いつでも誰からでも強制的に呼び出されるアプリ”というより、盛り上がる配信に入りやすくするための導線を強めに作っているサービスと見るほうが自然です。好みは分かれそうですが、意図がわかると印象は少し変わります。
コミュニティは内輪っぽくなる?
この心配はたしかにあります。着信や配信が盛り上がるほど、いつも来ている人たちが中心になりやすいからです。ただ、公式の仕組みを見ると、POPOPOは最初から“内輪だけ”に寄せているわけでもなさそうです。たとえばLIVEには、視聴者からメッセージや画像を募る「投稿募集」や、一緒に話したい人を募集する機能があります。
さらに抽選では、応援した人が有利になりやすい枠だけでなく、初参加の人向けの枠や一般枠も用意されています。つまり、常連だけが得をする形に完全に振り切っているわけではなく、新しく入る人にも一応チャンスを残す設計です。もちろん実際の空気はこれからですが、少なくとも仕組みだけを見ると、新規参加をまったく想定していないサービスではありません。
POPOPOが向いていそうな人
POPOPOは、静かに投稿を読むSNSが好きな人よりも、配信の空気感や“その場感”を楽しみたい人に向いていそうです。顔出しなしで話せるので、ビデオ通話ほど重くなく、音声だけよりは少し華やか。ラジオと配信と通話の中間みたいなサービス、と考えるとイメージしやすいかもしれません。
逆に、通知は静かめがいい人や、自分のペースで読むだけのSNSが好きな人は、最初は少し落ち着かなく感じる可能性があります。ただ、それはPOPOPOがダメというより、サービスの得意な体験がはっきりしているということでもあります。
まとめ
POPOPOの「フォローしている“あの人”から着信がくる」という言葉は、たしかに最初は強く感じます。ただ、公式情報を見ていくと、その正体は“いきなり重い通話を迫る機能”というより、LIVEや会話の場に入りやすくするための新しい通知の見せ方に近いです。
POPOPOは、カメラなしで会話できて、その会話を配信にも広げられる少し変わったSNSです。向く人・向かない人はありそうですが、「なんか怖そう」で止まるより、まずは“通話アプリをSNSっぽく広げたサービスなんだな”と捉えると、かなりわかりやすくなります。気になる人は、通知設定を調整しながら、まずは見る側から試してみるのが良さそうです。
