「Soraが終わったなら、もう動画生成AIは中国製しかない」——そう思っている人が多いけれど、実はそこまで単純な話ではないです。
OpenAIの動画生成AI「Sora」は、2026年3月にサービス終了した。一時的な障害ではなく、公式に提供が終わっている。復旧を待っても意味はない。
じゃあ今、まともに使える動画生成AIはSeedanceとKlingだけなのか。実際にどんな選択肢があるのか、それぞれのモデル選択やクレジットの仕組みも含めて整理していく。
Soraのサービス終了で何が変わったのか
まず事実だけ書く。OpenAIは2026年3月にSoraの提供終了を正式に発表した。Soraの管理画面にアクセスしても、もう動画は生成できない。これは完全な終了で、「メンテナンス中」ではない。
Soraを使ってプロジェクトを進めていた人は、途中の素材が使えなくなっている状態になる。生成済みの動画はダウンロードしてあれば手元に残るけれど、追加の生成や微調整はもうできない。
そもそもSoraは、テキストから動画を作れるサービスとして注目されていた。それがなくなったことで、「次にどこを使えばいいのか」という問題が出てきた。ここからが本題になる。
SeedanceとKlingだけ?今使える動画生成AIのモデル選択
「中国勢のSeedanceとKlingしかない」という声がある。むしろ、この2つが目立っているのは事実。ただ、整理しないと混乱しやすいポイントがある。
SeedanceとKlingはモデル名
ここが一番ややこしい。Seedance 2.0やKling 3.0は「AIモデル」の名前であって、サービスそのものの名前とは少しズレる。たとえばKling AIという公式サイトがあって、その中でKling 3.0というモデルを選んで動画を生成する、という流れになる。
Seedanceも同じで、特定のプラットフォーム上でモデルとして選べる形になっている。「Seedance=サービス名」と思い込んでいると、実際に使おうとしたとき迷うので気をつけて。
Seedance 2.0の特徴
Seedance 2.0は、ByteDance(TikTokの親会社)が開発した動画生成モデル。テキストや画像から動画を作れる。1080pの解像度に対応していて、短い動画なら数十秒で生成できる場合もある。クレジット消費はモデルや動画の長さによって変わるので、使う前にプラットフォーム側の料金表を確認したほうがいい。
Kling 3.0の特徴
Kling 3.0は、Kuaishou(快手)が提供する動画生成モデル。こちらも1080pに対応していて、数秒〜十数秒の動画を生成できる。Kling AIの公式サイト(https://kling.ai/)から直接使える。無料クレジットが毎日もらえる仕組みもあるので、まずは試してみるのがおすすめ。
中国勢以外に選択肢はあるのか
一方で、「中国製しかない」というのは正確ではない。Runway Gen-3やPika Labsなど、海外発のサービスも動画生成AIを提供している。ただ、2026年4月時点でモデルの品質や使いやすさを総合すると、SeedanceやKlingが目立っているのは確かになる。
選択肢はゼロではない。でも「Soraと同じ感覚で使えるか」と聞かれると、どのサービスも操作感やクセが違う。結局、自分の用途に合うかどうかは試さないと分からない。
代替サービスを試すときに確認する3つのポイント
Sora終了後に別のサービスへ移るなら、先に見ておくことがある。やることは3つだけ。
- 無料枠・クレジット体系を確認する:Kling AIなら公式サイトのトップページからアカウントを作ると、無料クレジットの内容が表示される。Seedanceを使う場合も、プラットフォームごとに無料枠が違うので、まず料金ページを開く
- 商用利用の可否を確認する:仕事で使うなら、利用規約(サービスのルール)のページを開いて「Commercial Use」や「商用利用」の項目を探す。モデルごとに条件が違うこともあるので、使いたいモデル名で検索するのが確実
- 動画の長さ・品質が合うか確認する:1080pで10秒の動画がほしいのに、対応が720pまでだったり、5秒が上限だったりすることがある。生成画面でモデルを選ぶとき、解像度と秒数の設定欄をチェックしてから生成ボタンを押す
この3つは、どのサービスでも共通して確認できる。逆にここを飛ばすと、生成した後に「商用NGだった」「解像度が足りなかった」となりがちになる。
まとめ
- 結論:Soraは2026年3月で完全に終了している。復旧を待つ必要はない
- 次にやること:Kling AIの公式サイトでクレジット体系と対応モデルを確認する
- 覚えておくこと:SeedanceやKlingはモデル名であり、利用するプラットフォームごとにクレジット消費量や商用利用の条件が違う
Sora終了後の動画生成AIは、SeedanceやKlingのモデル選択とクレジット設計を先に比べてから決めたほうがいい。
