「本人確認なんて、とっくに終わってるのに…」。PayPayからこんな通知が届いて、首をかしげた人は多いです。
5年前にPayPayを使い始めたとき、ちゃんと本人確認(eKYC)を済ませた。それなのに、なぜ今さらまた求められるのか。詐欺メールじゃないかと疑う気持ちも分かります。
ただ、この通知には正当な理由がある場合と、本当に詐欺である場合の2パターンがある。どちらなのかは、アプリを開けばすぐ判断できます。順番に整理していきます。
なぜ今さら?本人確認情報の更新が求められる理由
結論から言うと、過去の本人確認(eKYC)が無効になったわけではないです。PayPayが求めているのは「登録情報の再確認」。つまり、本人確認情報の更新という手続きになる。
背景にあるのは「犯罪による収益の移転防止に関する法律」です。この法律で、決済サービスの運営会社は利用者の情報を定期的に確認する義務がある。銀行から届く「お届け内容の確認」ハガキと同じ仕組みだと思ってください。数年に一度、登録情報に変わりがないかチェックするためのものです。
PayPayもこの法律の対象です。だから「5年前に済ませたのに」と思っても、定期確認のタイミングが来ればまた通知が届く。これは不具合でもなければ、アカウントに異常があるわけでもないです。
一方で、法律の定期確認以外にも原因はあります。たとえばPayPayカードやPayPay銀行など、PayPay関連の別サービスに登録している氏名や生年月日が、PayPay本体の登録情報と食い違っているケース。結婚で姓が変わった、引っ越しで住所が変わったのに片方だけ更新した、という場合に起きやすいです。
つまり「怪しい通知」ではなく、定期チェックか情報のズレが原因だった、というのがほとんどになる。
その通知、本物?フィッシング詐欺との見分け方
とはいえ、PayPayを装った詐欺SMSやメールは実際に出回っています。「本人確認が必要です」「期限までに手続きしてください」という文面は、詐欺にも使われやすい。正規の通知と見た目がそっくりなことも多く、文面だけで判断するのは難しいです。
見分けるポイントはシンプルで、1つだけ覚えればいい。メールやSMSのリンクは開かないこと。本物かどうかは、PayPayアプリを自分で開いて確認すれば分かります。
- メールやSMS内のURLはタップしない
- 送信元が公式ドメイン(paypay.ne.jp)以外なら無視する
- アプリ内で更新を求められていなければ、その通知自体が偽物の可能性がある
- アプリ外のページで個人情報やパスワードの入力を求められたら詐欺と判断する
正規の手続きは、すべてPayPayアプリの中だけで完結します。外部リンクから個人情報を入力する場面は一切ないです。
アプリの「本人確認・口座認証」から現在のステータスを確認する手順
- PayPayアプリ右下の[アカウント]をタップ
- 画面右上の[詳細]をタップ
- [本人確認・口座認証]をタップ
この3ステップで、今の自分のステータスが表示されます。
画面に「本人確認済み」と出ていれば、現時点で追加の手続きは不要です。通知が来ていたとしても、アプリ内で何も求められていないなら、その通知は詐欺だった可能性が高い。この場合はメールやSMSを削除してしまって問題ないです。
一方で、画面に[情報を更新する]というボタンが表示されている場合。これはPayPay側が正式に更新を求めている状態になる。ボタンの下や周辺に、どの情報の確認が必要なのかも書かれているので、そこも見ておくといいです。
ちなみに、この通知を放置し続けるとどうなるか。送金・出金・PayPayマネーへのチャージなど、一部機能に利用制限がかかる場合がある。決済自体はできても、使える幅が狭くなるので、更新ボタンが出ていたら早めに済ませたほうがいいです。
更新が必要だったときの手続きの流れ
[本人確認・口座認証]の画面で[情報を更新する]ボタンが出ていたら、そこから手続きを始めます。特別な準備はいらないです。
最初に表示されるのは、現在登録されている氏名・生年月日・住所といった基本情報。変更がなければ、そのまま確認して進むだけで終わる。姓が変わっていたり、住所が古いままだったりする場合は、ここで修正します。
内容によっては、本人確認書類の撮影を求められることもあります。運転免許証かマイナンバーカードがあればスムーズです。撮影はアプリ内のカメラで行うので、別のアプリを使う必要はないです。
手続き自体の所要時間は5〜10分ほど。ただし、書類の撮影が入ると審査が必要になり、完了まで数日かかることもある。審査中もアプリは普通に使えるので、そのまま待っていれば大丈夫です。
まずはアプリの[アカウント]画面から、今の本人確認ステータスを確認してみてください。やることはそこから決まります。
まとめ
- 結論:PayPayの「本人確認の期限が迫ってます」通知は、犯罪収益移転防止法での定期確認が主な理由
- 次にやること:アプリの[アカウント]→[詳細]→[本人確認・口座認証]でステータスを確認する
- 覚えておくこと:メールやSMSのリンクからは操作しない。確認も更新も必ずPayPayアプリ内から行う
通知が来たら、まず[本人確認・口座認証]のステータスをアプリで開く。それだけで本物か詐欺かも、更新が必要かどうかも分かります。

