メールを開いたら、英語で「アカウントを止めました」と書いてある。理由は「子供が使った兆候があるから」。心当たりがないのに、Claude.ai(ブラウザで使うClaude)にログインできなくなった——この記事は、そんな人向けです。
困るのは、メールに貼られていたはずの「年齢確認のリンク」が見当たらない、もしくはクリックしても開かないこと。リンクには有効期限があるので、放置すると本当に押せなくなります。
この記事では、リンクがなくても(切れていても)異議申し立てを出す手順を、Anthropic公式ページの情報に沿ってまとめます。フォームが効かない時の代わりの連絡先まで書きます。
実際に届く英語メールの本文(原文)
まず、本物のメールかどうかを見分けるために、実際の文面を載せておきます。報告されている英語の本文は、次のような書き出しです。
“Our team found signals that your account was used by a child. This breaks our rules, so we paused your access to Claude.”
(私たちのチームは、あなたのアカウントが子供によって使われた兆候を見つけました。これは規約違反にあたるため、Claudeへのアクセスを一時停止しました。)
続けて、復旧の案内がこう書かれています。
“If you think we made a mistake and would like to turn your account back on, please use this link to verify your age.”
(もし私たちが間違えたと思い、アカウントを再開したい場合は、このリンクから年齢確認をしてください。)
ここがポイントで、この年齢確認リンクには30日の有効期限があります。だから「あとでやろう」と置いておくと、リンク自体が切れて使えなくなります。届いたら早めに動くのが鉄則です。
Claudeの「子供による使用」でアカウント停止が起きる理由
この停止は、自動検知システムの判定で起きます。Anthropic(Claudeを作っている会社)は2025年12月以降、Claudeの利用を18歳以上に限定し、未成年と判断したアカウントを止める運用をしています。公式ヘルプセンターでも、BANの理由のひとつとして「Under-18 usage(18歳未満による利用)」がはっきり挙げられています。
判定には会話の内容や使い方のパターンが使われるとされますが、どんな条件で検知が動くのか、具体的なトリガーは公表されていません。そのため、誤検知の完璧な再発防止策は立てづらいのが正直なところです。仕事や研究で毎日使っていた成人ユーザーが、急に締め出されるケースも報告されています。
メールにリンクがない時、まず確認する2つのこと
リンクが見当たらない。そんな時は、すぐ申し立てに進む前に2つだけ確認したいことがあります。本物のメールかどうかと、リンクが本当に死んでいるのかどうか、です。
ニセモノのメールで年齢確認をうながす詐欺もあります。だから送信元の確認は外せません。一方で、リンクが表示されているのに開けないだけ、というパターンもある。その場合はブラウザ側で直ることがあります。
- 送信元が「@anthropic.com」で終わっているか確認する。違えばフィッシング詐欺(なりすまし)の疑い
- ブラウザのキャッシュとクッキー(一時的にためたデータ)を消して、もう一度リンクを試す
- 別のブラウザや別の端末から開いて、勝手なページ移動(リダイレクト)を避ける
- 停止のメールとログイン画面のスクショ(画面の写真)を、申し立て前に保存しておく
スクショは、わたしも最初に撮るようにしています。後で状況を伝える材料になるからです。
年齢確認(Persona)に必要なものと進め方
Anthropicは年齢・本人確認のパートナーとして「Persona Identities」という外部サービスを使っています。メール内のリンクから、このPersonaの画面で確認を進める形です。所要時間はだいたい5分以内とされています。手元に次のものを用意しておくとスムーズです。
- 政府発行の顔写真付きIDの「現物」:パスポート、運転免許証、マイナンバーカードなど(鮮明で、破損していないもの)
- カメラ付きのスマホかPC:その場で自撮り(ライブセルフィー)を求められることがある
受け付けてもらえないものもあります。コピー・スクショ・写真の写真、デジタルIDやモバイル免許証、学生証や社員証などの非政府ID、仮の紙IDは不可です。
データの扱いについても公式に説明があります。IDと自撮り画像はPersonaが保持し、Anthropic自身は画像をコピー・保存しません。確認データはモデルの学習には使われず、確認とコンプライアンス以外の目的(広告・マーケティング等)には使われない、とされています。ここは気になる人が多い部分なので、押さえておくと安心です。
リンクが切れている・年齢確認に失敗した時の手順
リンクの30日期限が切れてしまった、あるいは確認自体がうまく進まない。そんな時の公式ルートはこうです。
- まず年齢確認をやり直す。失敗の多くは、明るい場所で撮り直すか、別の政府発行IDに変えると解決します(複数回トライできます)
- それでもダメなら、公式の年齢確認ヘルプフォーム(claude.com/form/identity-verification-help)から問い合わせる
- 「停止自体が誤りだ」と考える場合は、後述の異議申し立てフォームを使う
参考にする公式ページは、ヘルプセンターの「Identity verification on Claude(Claudeでの本人確認)」です。メールのリンクが死んでいても、ここから入り口にたどり着けます。
「Submit an appeal」から異議申し立てする手順
「停止は誤検知だ」と申し立てる正式ルートは、ヘルプセンターの「Safeguards warnings and appeals」ページにあります。手順はこの3つです。
- 「Safeguards warnings and appeals」のページを開く
- ページ内の「Submit an appeal(異議申し立てを送る)」のリンクを開く(フォームのURLは
claude.ai/form/account-ban-appeals) - アカウント情報と、誤検知である旨を誠実に書いて送る
フォームには登録メールアドレスや停止の状況を、盛らずに事実だけ正直に書きます。「いつから使えなくなったか」「何の目的で使っていたか」を具体的に書くと伝わりやすいです。
送ったあとは待ちます。公式も「最近のローンチとメール急増で、通常より返信が遅れている」と告知しており、返信まで数日〜数週間かかることもあります。すぐ返ってこなくても、同じ内容を何度も送らないほうがいいです。
フォームが戻される時の代わりの手
「申し立てフォームを開いたのに、なぜかトップページに戻される」。こんな報告もあります。その場合は、まず別のブラウザや端末で開き直すのが先決です。広告ブロッカーや一部の拡張機能が、フォームのリダイレクトを邪魔していることがあります。
それでも進めない時の保険として、ユーザー間ではAnthropicの安全関連メール窓口(usersafety@anthropic.com)に直接連絡する方法も共有されています。送る内容はフォームと同じで大丈夫です。停止された日時・使い方・アカウント情報を細かく書きます。とはいえ、公式の正規ルートはあくまでフォームなので、まずはフォームを優先しつつ、両方出しておくと片方が届かなくても安心です。
やってはいけないことと、待つ間の心構え
待っている間に、やらないほうがいいことがあります。まず、停止中に何度もログインを試すこと。接続元のブロック(IP制限)がかかるリスクがあります。
リンクが効かない時に何度も連打するのもやめておく。直るものではないからです。別のブラウザを試すほうが早い。
放置もよくありません。年齢確認リンクには30日の期限があり、停止を放っておくとアカウント削除につながることもある。申し立てだけは早めに出しておきます。
ただし、申し立てを出しても必ず受理される(認められる)とは限りません。そこは正直なところです。それでも、出さないより出したほうが前に進みます。
まとめ:Claude停止の異議申し立てで押さえる点
リンクがないと手が止まりますが、入り口は公式ページ側にちゃんとあります。要点だけ並べます。
- 結論:メールのリンクが切れても「Safeguards warnings and appeals」の「Submit an appeal」から申し立てできる
- メール文面:英語で “found signals that your account was used by a child” と書かれていれば本物。年齢確認リンクは30日で失効
- 年齢確認:パートナーは「Persona Identities」。政府発行の顔写真付きID現物とカメラが必要
- 失敗時:claude.com/form/identity-verification-help から問い合わせ。フォームが戻る時は別ブラウザ+usersafety@anthropic.com も併用
- 注意:停止中の連続ログインはIP制限のリスク。返信は数日〜数週間、必ず復旧するとは限らない
Claude停止の通知が来たら、メールのスクショを残してから、年齢確認リンク(または公式の本人確認ページ)で確認を進め、誤検知なら「Submit an appeal」を出す。これが今のところ一番たしかな道です。

