パソコンを起動したら、画面の3分の1を「ウイルスに感染した」という警告が占領していた。dailyrumor-jp.co.inというサイト名が出て、ノートンやマカフィーの購入をせまってくる。料金は年間で何万円、と書いてある。
こうなると、パソコンが使えなくて困ります。Windows 10で、Microsoft EdgeやGoogle Chromeを使っている人によく起きます。
この記事では、その警告画面の閉じ方と、二度と出さないための設定を順番に説明します。やることはシンプルで、3つだけです。
dailyrumor-jp.co.inの偽警告はサポート詐欺。ウイルス感染ではない
結論から言います。この警告はサポート詐欺です。本当のウイルス感染ではありません。「偽のセキュリティ警告」を出して、人を不安にさせる手口になります。
仕組みはこうです。前にどこかのサイトで「通知を許可しますか?」と聞かれて、うっかり「許可」を押した。それがきっかけで、ブラウザの通知機能(お知らせを出す仕組み)が悪用されています。だからブラウザを閉じても、起動時やスリープ解除のたびに、警告が繰り返し出てきます。
まずは落ち着いて、警告画面に記載された電話番号には絶対に電話しないこと。これが一番大事です。ソフトも買わない、画面のボタンも押さない。サポート詐欺の入り口は、この電話とクリックだからです。
まず警告画面を強制終了で閉じる(Escキーとタスクマネージャー)
最初にやるのは、目の前の警告画面を消すことです。多くの場合、これは全画面表示で出ているだけになる。だから強制終了(むりやり閉じること)で対応できます。所要時間は1〜2分ほどです。
順番はこうなります。
- キーボードの「Esc」キーを3秒以上、長押しする
- それで閉じないときは、「Ctrl」+「Alt」+「Delete」キーを同時に押す
- 出てきた画面で「タスクマネージャー」を選ぶ
- 一覧から使っているブラウザ(Microsoft EdgeかGoogle Chrome)を選ぶ
- 右下の「タスクの終了」を押す
これでブラウザがいったん全部閉じます。問題はこの後です。ブラウザをもう一度開くと、「前回のページを復元しますか?」と聞かれることがある。ここで「いいえ」、または「×」ボタンを選んでください。復元を押すと、また同じ詐欺サイトが開いてしまうからです。
プッシュ通知をブロックして再発を止める設定手順
画面を閉じただけでは、また出ます。根っこにあるのは通知の許可です。だから、不審なサイトからのプッシュ通知(自動で届くお知らせ)を止めます。ここが本当の対策になる。
Microsoft Edgeの場合は、こう進みます。
- 右上の「…」から「設定」を開く
- 「Cookieとサイトのアクセス許可」を選ぶ
- 「通知」を開く
- 「許可」の一覧にあるdailyrumor-jp.co.inなどを探す
- そのサイトの右の「…」から「削除」を押す
Google Chromeの場合は、「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「サイトの設定」→「通知」の順で開きます。あとは同じで、不審なサイトを削除します。心当たりのないサイトは全部消してかまいません。
仕上げに、閲覧履歴とキャッシュ(一時的に保存されたデータ)も消しておくと安心です。これで再発はほぼ止まります。
スキャンと、もし電話やお金を払ってしまったときの相談先
ここまでで警告は消えます。とはいえ、念のための確認も書いておきます。通知だけでなく、悪いプログラムが入っている可能性もゼロではないからです。Windowsに最初から入っている「Windowsセキュリティ」で、一度スキャン(点検)をかけておくと安心になる。
もし、すでに電話をかけてしまった、ソフトを買ってお金を払ってしまった。そんなときも、まだできることがあります。クレジットカードで払ったなら、カード会社に連絡して支払いを止められないか相談する。遠隔操作ソフトを入れてしまったなら、ネット接続を切ってからアンインストール(削除)します。
一人で抱えなくて大丈夫です。公的な相談先があります。
まとめ
最後に、今回の話を3点だけ整理します。手順をなぞれば、画面はちゃんと元に戻る。
- 結論:dailyrumor-jp.co.inの偽警告はサポート詐欺で、ウイルス感染ではない
- 次にやること:Escキー長押しか、タスクマネージャーでブラウザを強制終了する
- 次にやること:通知の許可リストから不審なサイトを削除して再発を止める
- 覚えておくこと:警告画面の電話番号には電話せず、ソフトも買わない
dailyrumor-jp.co.inのような偽のセキュリティ警告は、ブラウザの通知をブロックして閲覧履歴を消せば消える。電話番号に連絡だけはしないでください。

