「アプリを開いたらすべて英語になっていた」「日本語表示なのに、投稿管理だけ英語」など、インスタグラムで突如として言語が英語化してしまうトラブルが報告されています。2025年に入ってからも、「設定を変えていないのに英語になった」「自分の投稿閲覧数が英語表記」といったユーザーの声がX(旧Twitter)で急増中。日本人ユーザーにとっては操作がしづらくなり、混乱が広がっています。
1. 代表的な症状
- メニュー・設定画面がすべて英語表記になる
- 一部は日本語のままでも、投稿管理や通知だけ英語になってしまう
- 「設定変更していないのに勝手に言語が切り替わった」と報告多数
※X上の具体例(3月3日投稿):「自分の投稿に ‘Viewed’ って英語表示がつく。日本語に戻せない!」
2. なぜ英語表示になる?原因の推測
2-1. アプリのキャッシュやアップデート不具合
インスタグラムは頻繁に新機能をアップデートしており、その過程でキャッシュが破損したり、言語ファイルの読み込みに不具合が生じるケースがあります。アプリを最新化する際に日本語リソースが正しく適用されず、英語が優先的に表示される可能性が高いです。
2-2. 端末の言語設定との衝突
スマホやタブレット自体のシステム言語が英語ベースだったり、地域設定に何らかの混乱がある場合も考えられます。とりわけ、OSアップデート後に端末言語が部分的にリセットされて、インスタがそのまま英語表示になる事例が報告されています。
2-3. Meta側のサーバー変更やテスト運用
Meta社(旧Facebook)は、特定地域のユーザーを対象に言語表示の実験を行うことがあります。公式には発表がなくても、ユーザーの知らないうちに日本語リソースが一時的に切り替えられる事例が過去にもありました。ただし現在、このトラブルに対してMetaからの正式コメントは出ていません。
3. 影響:日本人ユーザーから「使いづらい」と不満噴出
日本語表示が当たり前になっているユーザーにとって、突如インターフェイスが英語化すると設定項目の場所や投稿操作がわかりづらいという大きな弊害が生じます。特に高齢者やビジネス利用のユーザーからは、「投稿やストーリーズの操作をうっかり間違える」「サポートセンターへの問い合わせ方が分からない」との声が多く上がっています。
4. 対処法:英語化をリセットするには?
4-1. 言語設定を手動で再度「日本語」に
- スマホアプリの場合:「プロフィール」 → 「≡」 → 「設定とプライバシー」 → 「アカウントセンター」 → 「言語」などから日本語を再選択
- PC版の場合:画面下部の言語選択をクリックし、「日本語」を再指定
4-2. アプリのキャッシュクリア & 再ログイン
- Androidは「設定 → アプリ → Instagram → ストレージ → キャッシュを削除」
- iPhoneはアプリを一度削除→再インストールしてログインし直す
- キャッシュや不具合データがリセットされ、日本語リソースが正しく読み込まれることがある
4-3. 端末のシステム言語設定を見直す
- OSの言語・地域設定が誤って英語になっていないか確認
- 複数言語が登録されている場合、日本語を優先順位で最上位にする
4-4. アプリ・OSを最新版にアップデート
- App Store / Google PlayでInstagramアプリをチェックし、最新状態に保つ
- スマホのOS更新が保留になっていないかも確認
4-5. 大規模障害の可能性を確認
- Downdetectorなどで「Instagram 言語」「英語化」などの報告が集中していないか検索
- 一時的なサーバー側のバグなら、数時間待つと自然に直るケースも
5. それでも直らない場合:サポートへの問い合わせ
上記の対処を試しても英語表示が治らない場合は、Meta公式ヘルプや「設定とプライバシー」内の「問題を報告」フォームから不具合を報告しましょう。とくに日本向けのサポート体制が十分でないと指摘されることもありますが、細かく現象を伝えることで開発・修正が進む可能性があります。
まとめ
インスタグラムが突然英語表示に切り替わる不具合は、アプリのアップデートバグやキャッシュ破損、OSとの相性など複数の要因が絡むと考えられます。2025年現在、Metaからの正式なコメントはないためユーザーは自己対応を迫られますが、言語設定の再選択やキャッシュクリア、アプリ&OSの更新など基本的な対策で解消する例が多く報告されています。
高齢者やビジネス利用者にとっては、英語化による操作ミスが大きなリスクとなるため、日頃から言語設定をチェックし、万が一不具合が起きた場合は今回紹介した方法で早めにリカバリしてみてください。今後もアップデートやバグ修正を注視しつつ、常に最新の情報を把握することが大切です。