海外通販の荷物を待っていたら、「Japan Post 国際ロジスティクス管理部 / インバウンド配送課」を名乗るメールが届いた。住所不備で配送が止まる、と書いてあって不安になった人向けの話です。
結論から言うと、このメールは日本郵便を装ったフィッシング詐欺(個人情報をだまし取る手口)の可能性が高いです。本物の連絡では使わない肩書きで、リンク先で住所やカード情報を入力させるのが狙いになる。
この記事では、なぜ偽物だと言えるのか、本物との見分け方、そして本当の配送状況を安全に確認する手順までまとめました。
「インバウンド配送課」を名乗る日本郵便メールの正体はなりすましメール
海外から個人輸入した荷物を待っているタイミングでこのメールが届くと、つい本物だと思ってしまう。実際に「もうすぐ届くはずの荷物のことかも」と感じる人は多いです。
そもそも日本郵便は、公式サイトで配送を装った不審メールへの注意喚起を続けています。文面に「住所不備」「24時間以内に対応」といった脅し文句が入っているのは、典型的なフィッシング詐欺のパターンになる。
一方で、「国際ロジスティクス管理部」「インバウンド配送課」という肩書きは、本物の日本郵便からの連絡では出てきません。それっぽい部署名で信用させる作りです。最終的な狙いは、リンク先で住所や名前、クレジットカード情報を入力させること。ここを入れた瞬間に情報が抜かれます。
本物のメールと偽物を見分ける5つのチェック
怪しいと思ったら、開く前に次の5点を上から順に見てください。1つでも引っかかれば偽物と判断していいです。
- メール本文に、自分の荷物の追跡番号(お問い合わせ番号)が書かれているか
- 送信元アドレスが post.japanpost.jp などの公式ドメインか
- リンク先のURLが japanpost.jp と完全に一致しているか
- 「24時間以内に対応」など、極端に短い期限で焦らせる文面ではないか
- 「リダイレクトURL」「住所の再入力」など、不審な誘導が入っていないか
本物の通知には、ほぼ必ず個別の追跡番号が載ります。番号がなく、いきなりリンクだけ押させる作りは不自然です。送信元のアドレスも要チェック。表示名は「Japan Post」でも、@以降のドメインが見覚えのない文字列なら偽物だった、というケースが多いです。
とはいえ、送信元アドレスは巧妙に偽装されることもあります。アドレスが本物っぽく見えても、リンク先URLまで合わせて確認したほうがいい。
公式アプリと追跡番号で配送状況を確かめる手順
配送状況が気になるなら、メール内のリンクは一切押さないでください。代わりに、ブックマークか検索から日本郵便の公式サイト、または公式アプリ「日本郵便」を開きます。所要時間は2〜3分です。
手元には、海外通販の購入履歴や発送通知メールに書かれている正規の追跡番号を用意します。これがあれば、自分で配送状況をたどれる。むしろ番号さえあれば、怪しいメールに頼る必要はないです。
- 公式アプリ「日本郵便」を開く
- 下部メニューの「追跡サービス」をタップ
- 入力欄に追跡番号を貼り付けて「追跡スタート」を押す
- 表示された配送状況を確認する
本当に住所不備が起きている場合は、購入元のショップから連絡が来るのが基本です。日本郵便がメールでいきなり住所の再入力を求めることは、まずありません。
もうリンクを開いた・情報を入れた時の対処
すでに入力してしまったなら、入れた情報の種類で動き方を変えます。リンクを押しただけで、何も入力していないなら、そのままメールを削除すれば大丈夫です。
クレジットカード情報を入力してしまった場合は、すぐカード会社に電話してください。カードの利用停止と再発行を依頼します。連絡先はカード裏面に書いてあります。動きは早いほどいい。
パスワードを入力した場合は、同じパスワードを使い回している他のサービスもすべて変更します。メールアドレスとパスワードの組み合わせは、別サービスへの不正ログインに使われやすいからです。メール内のリンクや添付ファイルは絶対に開かない、これだけは徹底してください。
メールはそのまま削除して問題ないです。同じ差出人から過去にも来ていた場合、それらも開かずに消す。送信元アドレスは見た目を本物そっくりに偽装されることがあるので、アドレスの一致だけで安心しないでください。
まとめ
最後に、今日のポイントを3つに絞ります。
- 結論:「Japan Post 国際ロジスティクス管理部 / インバウンド配送課」を名乗るメールは、日本郵便を装ったフィッシング詐欺の可能性が高いです
- 次にやること:メール内のリンクは開かず、公式アプリか公式サイトに自分で入り、手元の追跡番号で配送状況を確認する
- 覚えておくこと:本物のメールには個別の追跡番号が載り、送信元は post.japanpost.jp、リンク先は japanpost.jp で完結する
海外通販を待っている時に「インバウンド配送課」名義のメールが届くこともある。それでも、住所や決済情報の入力は絶対にしないでください。日本郵便の公式アプリで追跡番号から配送状況をたどるのが安全です。

