LINEでは過去に個人情報が流出したことがあったけど、LINE Payは本人確認をしても大丈夫なの?
本人確認を行うと、重要な個人情報がアプリに連携されるので心配になりますよね。
LINE Payは、国際的なセキュリティ認証の基準に従って安全管理されています。
それって他のキャッシュレスも同じじゃないの?
認証を行う企業が厳しい審査を行っているので、安全性が高いセキュリティサービスが提供されていますよ。
じゃあ、運転免許証や口座情報を登録しても、安心して使うことができそうだね。
他にも、安全に使うために気を付けた方がいいことってある?
では、本人確認をしたLINE Payをより安全に使うポイントについて、詳しく見ていきましょう。
LINE Payの安全に使うためのポイント
LINE Payのようなキャッシュレス決済で「本人確認」は欠かせないものです。
本人確認が完了しないと、送金はもちろん銀行口座からの残高チャージも利用できません。
LINE Payの本人確認は、運転免許証や口座情報をアプリに登録して行います。
しかし、このような重要な個人情報をアプリに登録するのは、セキュリティ面に不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
特に、LINEアプリでは過去に個人情報が流出したこともあり、運営会社が同じLINE Payの安全面も心配ですよね。
そこで今回は、LINE Payを安全に使うためにチェックしておきたいことをまとめてみました。
無料Wi-FiをONにしたまま使わない
無料Wi-Fiは、受信機能があれば誰でも使うことができます。
Wi-Fiがあれば、通信制限の容量や充電の減りが気になる時でも、快適にネットを楽しめますよね。
しかし、無料Wi-Fiは不特定多数の人がアクセスできるので、不正アクセスによる個人情報が流出する危険が伴います。
LINE Payの本人確認や支払いを行う時は、必ず無料Wi-Fiをオフにしてから使用しましょう。
オートチャージを少額・オフに設定する
オートチャージは、残高を気にせずに支払いができる便利な機能ですよね。
しかし、不正利用されてしまうと、残高が0円になっても登録口座から自動的にチャージされてしまいます。
普段はオートチャージをオフにし、使う時に必要な額をチャージした方が安全に使えます。
日頃からLINE Payを使う機会があり、その都度チャージをするのが面倒だという人は、オートチャージの金額を少額に設定しておきましょう。
万が一、オートチャージ機能を使って不正利用された場合でも、被害額が少なく済むでしょう。
パスワードや指紋認証機能をONにする
登録したばかりのLINE Payには、パスワードが設定されていません。
パスワード設定がされていない場合は、コード払いをタップするだけで支払い画面に進んでしまうので注意が必要です。
支払いの手間を減らせる便利な機能ですが、スマホを紛失した場合に残高を不正利用される可能性があります。
安全性を高めるにも、LINE Payのトップページから「パスワード・指紋認証」の両方を設定しておきましょう。
LINE Payのパスワード・指紋認証を設定する方法
LINE Payのページを表示し、右の上端にある緑の丸い部分をタップ。
ページが移ったら、一番下の項目までスライドさせます。
一番下にある 設定 をタップ。
次に パスワード をタップ。
「パスワードロック」「指紋認証を使用」の横にある空欄をタップし、それぞれの設定を行いましょう。
それぞれの画面から、パスワードの設定、指紋認証の設定が行えます。
パスワードは7桁の数字を入力します。
指紋認証は普段使用する指を設定すると覚えやすくて良いですね。
それぞれ認証の設定が終わると、それぞれの空欄にチェックが入り緑色に変わります。
これで設定は完了です。
LINE Payで発生しがちなトラブルと対策方法
ここまではLINE Payを安全に使うポイントを見てきましたが、実際にどのような場面で悪用される可能性があるのでしょうか。
今度は、LINE Payで想定されやすいトラブルとその原因を見ていきましょう。
スマホの紛失・盗難による不正利用
スマホを紛失したり、盗難に遭ってしまうと、LINE Payを不正利用されてしまう可能性が高まります。
特に海外はスマホの盗難も多く、旅行先で紛失してしまう人も少なくありません。
紛失・盗難による不正利用を防ぎたい時は、このような対策を試してみてください。
- LINE Payのパスワード・指紋認証をONにする
- スマホ端末のパスワード・指紋認証をONにする
特にスマホ端末と、LINE Payのパスワードは同じものにせずに、それぞれ別の番号を設定しておきましょう。
例え盗難に遭ったとしても、ロック解除に時間がかかるため、不正利用される確率が低くなります。
不正アクセスによる不正利用
LINEアカウントを乗っ取り、LINE Payの残高を不正利用されるケースもあります。
知らないアカウントから突然メッセージが送られてくることや、身に覚えがない「LINE Pay送金の受け取り」などは対応しないようにしましょう。
また、以下の項目に当てはまる人ほど、アカウントが乗っ取られやすいので要注意です。
- 無料Wi-FiをいつもONにしている
- パスワードはすべて共通の数字・文字を使っている
- 最初に設定したパスワードから変更していない
- LINE Payの支払い通知をチェックしない
パスワードの管理も徹底しておくのも、被害に遭わない為の対策になります。
- 2~3年に1回のペースで変更する
- 銀行口座など、重要なパスワードと同じものは使わない
LINE Payで使用された最新の支払い履歴をチェックしたい時は、支払いの度に通知されるLINE ウォレットのトーク画面を確認してみてください。
リアルタイムで通知が送られてくるので、不正利用されていることにすぐ気づくことができます。
LINE ウォレットをミュートしている人は、通知が届いていても気づかないことが多いです。週に1回はLINE Payの残高を確認する習慣をつけておきましょう。
もしもアカウントが乗っ取られた場合は、この2つの方法が有効です。
- パスワードを変える
- 他のデバイスからのアクセスを拒否設定にする
パスワードを再設定すれば、乗っ取っているアカウントがアクセスしにくくなります。
さらに、他のデバイスからのアクセスを拒否すると、パソコンからの不正アクセスをブロックすることができます。
スマホだけでLINEを使っている場合は、常に拒否設定にしておくと良いでしょう。
他のデバイスからのアクセスを拒否設定にする方法
まずLINEのアカウントのホーム画面を表示して、右上の設定をタップします。
次に、アカウント をタップ。
ログイン許可 の横が空欄になっていれば、他のデバイスからのアクセスを拒否できている状態です。
空欄にチェックが入っていると、パソコンやiPadからもLINEアカウントへアクセスできます。
アプリのデータ移行トラブルや通信障害
悪用ではありませんが、キャリアの通信障害やアプリのデータ移行時に、以下のようなトラブルが発生することがあります。
- LINE Payで支払いができない
- 残高が消えてしまった
特にこのようなシーンで発生しやすいので、注意しましょう。
- スマホの機種変によるデータ移行
- LINEアプリの再インストール
LINE Payの運営側はそうした残高紛失のトラブルや、安全性の責任は負わないと、利用規約に記載されています。
1 当社は、LINE Payサービスに事実上または法律上の瑕疵(安全性、信頼性、正確性、完全性、有効性、特定の目的への適合性、セキュリティなどに関する欠陥、エラーやバグ、権利侵害などを含みます。)がないことを明示的にも黙示的にも保証しておりません。当社は、利用者に対して、かかる瑕疵を除去してLINE Payサービスを提供する義務を負いません。
2 当社は、LINE Payサービスに起因して利用者に生じたあらゆる損害について一切の責任を負いません。
キャリアの通信障害や、アプリのデータトラブルは予測することができないので、対処が難しいですよね。
このような対策を行えば、LINE Payの紛失額を少なく済ませることはできます。
- 日頃からチャージ額を少額に設定する
- 使わない時はオートチャージをオフにする
もしトラブルが起きてしまった場合は、LINE公式のお問い合わせより詳細を書いて送信して、そのケースで対応してくれるかどうか確認すると良いでしょう。
まとめ
LINE Payはキャッシュレス決済や、LINEアカウントを通じて送金できる大変便利なサービスです。
LINE Payをより安全に使うために、今回ご紹介した方法を試してみて下さい。
- 無料Wi-FiをONにしたまま使わない
- パスワードと、指紋認証機能を両方ONにする
- 小まめにパスワードを変える
- 重要なパスワードと同じものにしない
- オートチャージをオフ、もしくは少額に設定
- 他のデバイスからのアクセスを拒否する
また、LINEウォレットの支払い通知が届いた場合は、残高や使用履歴をチェックする習慣をつけると良いでしょう。
LINE Payの本人確認を行った後は、安全対策として今回のポイントを参考にしてくださいね。