多くの人が「アプリの不具合でメッセージが消えた」と思いがちですが、実は違います。
X(旧Twitter)を開くと、DMのアイコンに通知バッジがつき、DMリクエストのタブに「(73)」のような数字が表示されていることがあります。
気になって確認しようとタップしても、画面には「メッセージリクエストがありません」としか表示されず、実際のメッセージ内容が確認できないという声がよく聞かれます。
スパムDMが急増している時期などは特に、重要な連絡を見落としていないか不安になるものです。
ただ、この現象は必ずしもアプリの故障ではありません。
DMリクエストの数字と「メッセージリクエストがありません」の正体
XのDMリクエストタブに表示される数字と、開いたときの画面表示に矛盾が生じるのは、主にX側の自動フィルタリング機能が働いているためです。
そもそもDMリクエストとは、あなたがフォローしていないアカウントから送られてきたダイレクトメッセージが一時的に保管される場所です。
ここに数字が表示されているということは、システム上は何らかのメッセージを受信していることを意味します。
たとえば「(73)」という具体的な数字が出ているなら、その数だけのアクションが裏側で起きているわけです。
とはいえ、実際にタブを開くと「メッセージリクエストがありません」と表示されるのには理由があります。
Xはユーザーを悪意のあるメッセージから守るため、不適切と判断したメッセージを自動的にフィルタリングして、リクエスト一覧から隠す仕様になっています。
つまり、数字としてカウントされているメッセージの大半が、システムによってスパムDMや不適切な内容と判定され、画面上には表示されない状態になっていると見るのが自然です。
投資の勧誘や不審なリンクを含む大量のbotアカウントから一斉に送信された迷惑なメッセージなどが、このフィルタに引っかかっています。
数字が具体的に何を指しているか(スパムの数なのか、純粋な未読の数なのか)は公式に明示されていません。
そのため、通知の数字と実際の表示内容に乖離が生まれる仕組みになっています。
「メッセージリクエストがありません」という表示を鵜呑みにして、本当に何もメッセージが来ていないと判断するのは少し早計です。
見えないだけで、裏側にはフィルタリングされたメッセージが存在している可能性が高いです。
隠れたダイレクトメッセージを確認するための受信設定
隠されているメッセージの中に、本当に重要な連絡が紛れ込んでいないか確認したい場合は、Xの受信設定を一時的に変更する必要があります。
Xのアプリ内には、不適切なメッセージを自動で隠すための設定項目が用意されています。
この設定を操作することで、これまで見えなかったメッセージが一覧に表示されるようになります。
特に、仕事の依頼や久しぶりの知人からの連絡など、フォロー外からの正当なメッセージが誤ってスパム判定されていないか心配な場合は、一度確認しておくと良いでしょう。
具体的な確認手順は以下の通りです。
- メニューから「設定とプライバシー」を開く
- 「プライバシーと安全」を選択し、「ダイレクトメッセージ」へ進む
- 「不適切な内容のメッセージをフィルタリング」の項目を確認する
- オンになっている場合は、一時的にオフに変更する
この「不適切な内容のメッセージをフィルタリング」をオフにすることで、システムが隠していたスパムDMなどがリクエスト一覧に表示されるようになります。
設定を変更してから数秒から数十秒ほど待ってから一覧画面に戻り、隠れていたメッセージが何だったのかを確認してみてください。
ただ、この設定をオフにしたままにしておくと、悪意のあるリンクを含むスパムDMなども無防備に受信することになります。
確認が終わったら、安全のために設定をオンに戻しておくことをおすすめします。
設定を変えてもスパムDMなどの表示が変わらない場合の対処法
一方で、フィルタリング設定をオフにしても「メッセージリクエストがありません」のまま表示が変わらないケースもあります。
この場合、アプリのキャッシュが溜まっていたり、スマートフォン上のアプリとXのサーバー側との間で同期の遅延が起きていることが考えられます。
アプリ上の表示とサーバー側のデータに一時的な不整合が生じている状態です。
スマートフォンを再起動したり、通信環境を切り替えたりしても、すぐには反映されないことが少なくありません。
個人的には、まずブラウザ版(PC)でログインし、表示が変わるか確認するのが一番手っ取り早いと感じています。
スマートフォンアプリで表示されない場合でも、PCのブラウザからXにログインしてDM画面を開くと、リクエストタブに隠れていたメッセージがすんなり表示されることがあります。
ブラウザ版はアプリ版とは異なる経路でサーバーからデータを取得するため、表示の不具合を回避しやすい構造になっています。
アプリの不具合と決めつけて再インストールを繰り返す前に、まずは別の環境であるブラウザ版を見るべきです。
サーバー側の処理遅延によるものか、仕様上のフィルタリングによるものかの完全な切り分けは困難ですが、ブラウザ版で確認することで状況がはっきりすることが多いです。
また、最近のXでは「チャット」機能への移行が進められています。
この新機能への移行期において、パスコード設定などが未完了の場合に、通知バッジの挙動が不安定になる事例も報告されています。
「メッセージリクエストを許可するアカウント」の制限設定など、ダイレクトメッセージ周りの仕様変更が影響しているのかもしれません。
いずれにせよ、設定変更とブラウザ版での確認を行えば、大抵の疑問は解消されます。
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まとめ
- 結論:数字があるのに表示されないのは、Xのフィルタリング機能によって不適切なメッセージが隠されているケースが多い。
- 次にやること:一時的に「不適切な内容のメッセージをフィルタリング」をオフにするか、ブラウザ版でログインして確認する。
- 覚えておくこと:数字と実際の表示内容に乖離があっても、必ずしも重要な連絡を見落としているわけではない。
DMリクエストの数字が消えなくても、フィルタリング設定とブラウザ版での確認を終えれば、ひとまずは安心です。
