X(旧Twitter)でスパムDMのリンクを開いてから、身に覚えのないポストやDMが勝手に送られるようになった場合は、乗っ取りや不正なアプリ連携が疑われます。まずパスワードの変更、ほかの端末のログアウト、見覚えのない連携アプリの解除の3つを、できるだけ早く続けて行ってください。ログインできなくなった場合はXのサポートに問い合わせます。
手順はXヘルプセンターの「アカウントが乗っ取られた場合の対処」に沿って説明します。メニュー名はアプリのバージョンによって多少違うことがあります。
乗っ取られているかもしれないサイン
Xのヘルプでは、次のようなことが起きていたら乗っ取りを疑うよう案内しています。
- 心当たりのないポストがされている
- 心当たりのないDMが送信されている
- フォロー、フォロー解除、ブロックなどを勝手にされている
- Xから、アカウント情報が変更された、乗っ取りの可能性があるといった通知が届いた
- パスワードが使えず、リセットを促される
スパムDMのリンクを開いただけで乗っ取られるわけではありません。多いのは、リンク先の偽ログインページでユーザー名とパスワードを入力してしまった場合や、怪しいアプリに連携を許可してしまった場合です。こうなるとアカウントが勝手に使われ、友人やフォロワーにも同じスパムDMが送られていきます。
手順1:パスワードを変更する
ログインできる状態なら、すぐにパスワードを変更します。
- 「設定とプライバシー」を開く
- 「アカウント」を開き、パスワードの変更の項目に進む
- 現在のパスワードと新しいパスワードを入力して保存する
新しいパスワードには、過去に使っていない、ほかのサービスとも共有していない長いものを設定します。ログアウトしてしまった場合は、ログイン画面のパスワードを忘れた場合のリンクからリセットします。
ID(ユーザー名)を変えても、乗っ取りの対策にはなりません。勝手に使われる原因はパスワードと連携アプリにあります。
手順2:ほかの端末やセッションからログアウトする
相手が自分の端末でログインしたままだと、パスワードを変えたあとも操作される恐れがあります。ログイン中のセッションを確認し、自分以外のものを終了させます。
- 「設定とプライバシー」→「セキュリティとアカウントアクセス」→「アプリとセッション」を開く
- 「セッション」で、ログイン中の端末、場所、時間を確認する
- リスト上部の「他のすべてのセッションからログアウト」を選ぶ(1件ずつログアウトすることもできます)
ヘルプによると、ログアウトさせたセッションからはポストやいいねなどの操作ができなくなります。
手順3:見覚えのない連携アプリを解除する
「勝手に宣伝ポストが出る」「勝手にDMが送られる」原因が連携アプリの場合、パスワードを変えただけでは止まらないことがあります。
- 「設定とプライバシー」→「セキュリティとアカウントアクセス」→「アプリとセッション」を開く
- 「連携しているアプリ」の一覧を見る
- 見覚えのないアプリを選び、「アクセス権を取り消す」を押す
連携の確認方法と取り消し方は「サードパーティアプリとログインセッションへの権限の付与および取り消し」にも載っています。リンク先から端末にアプリを入れてしまった場合は、そのアプリもアンインストールし、端末のウイルス対策スキャンも行ってください。
手順4:メールアドレスと勝手なポストを確認する
- 登録メールアドレスが自分のものか、そのメールアカウント自体も乗っ取られていないかを確認します。メールのパスワードも変えておくと安心です。
- 乗っ取られている間に投稿されたポストやDMは削除します。
- フォロワーには、届いたDMのリンクを開かないよう伝えておくと被害が広がりにくくなります。
ログインできなくなった場合はサポートに問い合わせる
パスワードをリセットしてもログインできない場合は、Xのヘルプセンターからサポートに問い合わせます。ヘルプでは、乗っ取られたアカウントに登録していたメールアドレスを使い、ユーザー名と最後にアクセスできた日付を伝えるよう案内しています。問い合わせ先は「アカウントが乗っ取られた場合の対処」のページからたどれます。
スパムDMはXに報告する
届いたスパムDMは開かずにXへ報告できます。Xのヘルプによると、DMの会話画面で該当メッセージを長押しして「メッセージを報告」を選ぶか、受信トレイで会話ごと報告します。公式アカウントを装った「プレゼント当選」などのDMも、本物か確認できないときはリンクを開かず報告し、送り主をブロックしてください。
リンク先でクレジットカード番号を入力してしまった場合は、Xより先にカード会社へ連絡して、カードの利用停止などを相談してください。
まとめ
- 勝手にポストやDMが送られたら、パスワード変更、ほかのセッションからのログアウト、連携アプリの解除を続けて行う
- IDを変えても対策にはならない
- ログインできなくなったら、登録メールアドレスからXのサポートに問い合わせる
- スパムDMはリンクを開かずに報告し、カード情報を入力した場合はカード会社へすぐ連絡する
落ち着いたら、同じことが起きないよう2段階認証を設定し、ログイン履歴や連携アプリを定期的に確認しておきましょう。予防策は「X(旧Twitter)の乗っ取り被害防止策」にまとめています。

