学校から借りているiPadで、こんな状態になっていませんか。少し前までは再アクティベート(i-FILTERの認証のやり直し)の最中に再起動すると制限が外れた。でも今は、どのサイトを開いても「インターネットが接続されていません」と出てしまう。そんな困りごとを調べた人向けの記事です。
先に結論です。再アクティベート中の再起動でネットが切れたなら、自分で直そうとせず管理者に伝えるのが一番早い。理由はi-FILTER(学校のフィルタリングソフト)の認証がズレているからです。
この記事では、なぜ接続できなくなるのか、やってはいけないこと、確認するポイント、そして正しい直し方の順で書いていきます。
なぜ再アクティベート中の再起動でネットが切れるのか
原因はシンプルで、i-FILTERの認証情報が端末とサーバーでズレたからです。
i-FILTERは、見ていいサイトと見せないサイトを仕分けするソフトです。その仕分けを動かしているのが「エージェント」と呼ばれる常駐プログラム(裏でずっと動いている小さなアプリ)になる。再アクティベートは、このエージェントが「自分は正しい端末です」とサーバーに伝え直す作業です。
その途中で再起動すると、伝え直しが中断される。すると端末側とサーバー側で記録が食い違ってしまう。i-FILTERは「正しく認証できていない通信は通さない」という作りなので、サイトを仕分けする前の段階で通信そのものをブロックします。だから全部のサイトが「接続されていません」になる。
以前は同じやり方で回避できたのに、今はできない。これは認証の食い違いが起きやすい状態に変わったからです。とはいえ、学校がどんな更新をかけたかは公表されていない。確実に言えるのは、今のあなたの端末は「通信が遮断された状態」だということです。
MDMプロファイルの削除や回避の繰り返しはやらない
ここで一番やってはいけないのが、力ずくでの解除をくり返すことです。再起動を何度も試したり、設定をいじり続けると、食い違いが深くなって復旧がもっと面倒になる。
とくにMDM(学校が端末をまとめて管理する仕組み)のプロファイルは触らないこと。これは学校のルールそのものが書き込まれたファイルです。自分で消すと、Wi-Fi設定やアプリの許可ごと丸ごと飛ぶことがある。直すには結局、管理者の手が必要になる。
避けたい操作はこの3つです。
- 強制解除や回避のやり方を何度もくり返す
- MDMのプロファイルを自分で消したり書き換えたりする
- 「そのうち直る一時的なバグ」と思い込んで放置する
回避操作は、学校によっては端末ロックや利用停止の対象になります。むしろ早く正直に伝えたほうが、扱いは軽く済むことが多いです。
i-FILTERとWi-Fiの状態をチェックする項目
管理者に伝える前に、自分で見える範囲だけ確認しておくと話が早いです。次の4つを見ておく。
- i-FILTER@Cloudのエージェントが「認証済み」になっているか、アクティベート中で止まっていないか
- 設定アプリの中に、学校のMDMプロファイルがちゃんと残っているか
- 学校で指定されたWi-Fiにつながっているか、別の電波を拾っていないか
- 同じ認証を使える端末の上限に達していないか
4つ目は見落としやすいところです。GIGAスクール(1人1台のタブレット配布の仕組み)の端末では、登録できる台数に上限がある。端末を初期化したり登録し直すと、見えない場所で台数を1つ使ってしまうことがある。上限に当たると、新しく認証できずに通信が止まることもある。
これらは状態を見るだけにとどめる。直す操作までは進めないでください。設定名や順番を正確に伝えるほど、ICT担当の人が原因にたどり着きやすくなります。
正しい直し方はICT担当への報告と再設定の依頼
たとえば授業中に気づいたなら、その場で先生に「iPadがネットにつながらなくなった」と言うのが最初の一歩です。流れはこうなる。
- 学校のICT担当の先生か、端末の管理者に「接続できない」と伝える
- 「再アクティベート中に再起動した」と、やった操作を正直に話す
- 管理者の指示で、MDMプロファイルの入れ直しやエージェントの再認証をしてもらう
2番目をごまかさないのが大事です。何をしたか分かれば、原因の特定が一気に早くなる。隠すと、関係ない部分まで調べることになって時間がかかる。
個人的には、こういうときこそ先にICT担当へ状況を報告するのが一番ラクだと思っています。エージェントの再認証やプロファイルの再適用は、管理用の権限がある人しかできない作業だからです。
学校がどのフィルタリングを使っているか分からないときは、提供元のデジタルアーツのサポートFAQも参考になる。デジタルアーツ お客様サポート(FAQ)に基本的な情報がまとまっています。
まとめ
ここまでを短く整理しておきます。
- 結論:再アクティベート中の再起動でi-FILTERの認証がズレ、通信が遮断されている
- 次にやること:MDMプロファイルは触らず、ICT担当に操作内容を正直に報告して再認証を受ける
- 覚えておくこと:学校ごとにフィルタリング設定が違うので、一律の解除方法は存在しない
i-FILTERのエージェント再認証やMDMプロファイルの再適用は、学校のICT担当者にしかできない作業です。再起動で接続が切れたら、まずそこに報告するのが復旧への近道になる。

