テレビの画面に「契約されていません」と出て、WOWOWが映らない。あるいは再生中の映像が急に止まって、そのまま動かなくなる。どちらも「見られない」ですが、原因は別のところにあります。
この記事は、加入したばかりなのにテレビでWOWOWが映らない人、テレビを買い替えてから見られなくなった人、そしてWOWOWオンデマンドの再生が途中でフリーズする人に向けて書いています。
やることの順番を決めておくと、どこで止まっているかが見えてきます。まずは切り分けから入ります。
まず「放送」か「WOWOWオンデマンド」か、どっちのトラブルかを分ける
結論から書くと、見るべき場所は最初から2つに分かれています。BSアンテナ経由で受け取るテレビ放送と、インターネットで届くWOWOWオンデマンド(ネット配信のサービス)は、仕組みそのものが別物です。
放送側のトラブルなら、目印は分かりやすい。「契約されていません」という表示が出る、映像にブロックノイズ(四角いノイズ)が乗る、画面がフリーズする。このあたりは電波と契約情報のやりとりの話になる。
一方で配信側は、再生ボタンを押しても進まない、途中でカクつく、L-2050やL-2055といったエラーコードが出る。こちらは通信環境とアプリの状態を見る話です。
この切り分けをしないまま、テレビの電源を入れ直したりアプリを閉じたりを繰り返すと、時間だけが減ります。放送側の問題は再起動では動きません。個人的にも、まず放送か配信かを決めてから手を動かすほうが、頭の中が整理しやすいと感じます。
【放送】BS-9chで受信待機して視聴信号を受け取る
加入したばかりのときや、長い間WOWOWを見ていなかったときは、視聴を許可する信号(視聴信号)を受け取る必要があります。契約しただけでは映らない仕組みです。この待つ作業を受信待機と呼びます。
手順はシンプルです。
- BS-9ch(WOWOWプライム)にチャンネルを合わせる
- 「ご案内チャンネルに切り換えますか?」といったメッセージが出たら、そのまま表示させておく
- 30分〜60分ほど、チャンネルを変えずに置いておく
- 映像が映るようになったら受信できた合図になる
途中でチャンネルを変えると信号を受け取れません。ここが一番つまずくところです。
ご案内チャンネル(案内用の番組が流れるチャンネル)が表示されている状態は、機器が壊れているわけではない。信号を待っている途中の姿だと考えてください。テレビの電源は入れたまま、別の部屋で待つくらいがちょうどいいです。
B-CASカード・ACAS番号の紐づけがズレていないか確認する
待っても映らないときは、番号の紐づけを見ます。確認するのはこの3点です。
- 契約したときに登録した番号と、いま見ている機器の番号が同じか
- テレビで契約したのに、レコーダー側で視聴しようとしていないか
- テレビを買い替えていないか
WOWOWは、登録された番号あてに視聴信号を送ります。だから番号がズレていると、契約は生きているのに映像だけ来ません。テレビで登録したのにレコーダーで見ようとしているケースは、案外多い。
テレビを買い替えた場合は番号そのものが変わります。新しい機器の番号を登録し直さないと、前と同じようには映らない。番号の確認場所は、B-CASカードなら表面に印字されています。ACAS番号は、テレビの設定メニューの中にある番号表示の画面で見られます。メーカーによって名前は違いますが、「B-CAS/ACAS番号確認」に近い項目です。
控えた番号と、契約したときに登録した番号を並べて見比べる。ここが合っていないなら、待機を何度やっても結果は変わりません。
【配信】WOWOWオンデマンドが止まる・フリーズするときの確認点
ライブ配信の途中で映像が止まって、大事な場面が見られなかった。そんなときは、アプリと通信のどちらかが詰まっています。順番に進めます。
- アプリのキャッシュ(一時的に保存されたデータ)を消去する
- アプリを強制停止する
- Fire TVなどの再生機器と、Wi-Fiルーターの電源を抜く
- 数分置いてから、ルーター→再生機器の順で入れ直す
- VPN接続を使っているならオフにする
VPNをオフにする理由は、WOWOWオンデマンドが日本国内からのアクセスを前提にしているからです。海外からの接続は制限の対象になる。国内にいてもVPNを通していると、海外からの接続と判断されることがあります。
もうひとつ見ておきたいのが、WEBアカウント(WOWOWのサイトにログインするためのアカウント)と契約情報の紐づけです。加入したばかりの人は、ここが終わっていないと配信を見られません。ログインできるかどうかと、契約が結びついているかどうかは別の話になる。
ここまでやって変わらないなら、アプリを一度消して入れ直します。キャッシュ消去では直らない不具合が、入れ直しで動くこともあります。
受信環境そのものを疑うのは最後でいい
マンションなどの集合住宅では、建物側のBS受信環境が整っていないケースがあります。共用のアンテナがBSに対応していない、対応していても一部のチャンネルしか通っていない。こうなると個人の機器側をいくら触っても映りません。
そもそもアンテナ側の問題かどうかは、他のBS放送が映るかで大まかに分かります。NHK BSなど他のBSチャンネルが普通に映るなら、電波は届いています。その場合は番号の紐づけや受信待機を先に見るほうが早い。逆に他のBSも全部映らないなら、アンテナや配線の話になる。
ただ、アンテナの向きのズレや配線の劣化は、現地を見ないと断定できません。ここから先は管理会社やWOWOWへの問い合わせが必要になる。そのとき手元にそろえておくと話が早いのは、契約者の名義、B-CASカードまたはACAS番号、症状の内容、それにL-2050のようなエラーコードです。
まとめ
見られない理由は1つではなく、放送と配信で入り口が分かれています。自分がどちら側にいるかを決めるところが出発点になる。
- 結論:放送が映らないなら受信待機とB-CAS/ACAS番号の紐づけ、WOWOWオンデマンドが止まるならアプリのキャッシュと通信環境。見る場所が最初から違う
- 次にやること:BS-9chに合わせて30分ほど待つ。配信側ならキャッシュ消去とVPNオフを先に試す
- 次にやること:テレビを買い替えた人は、いま使っている機器のACAS番号を登録し直す
- 覚えておくこと:ご案内チャンネルの表示は故障ではなく、信号待ちの状態
- 覚えておくこと:他のBS放送が映るかどうかが、アンテナ側かどうかの最短の目印になる
BS-9chでの受信待機、ACAS番号の紐づけ、WOWOWオンデマンドのキャッシュ消去。この3つを順に見れば、どこで止まっているかはだいたい分かります。

