登録チャンネルの一覧を開いたら、見た覚えのないチャンネルが並んでいた。そんなとき、まず乗っ取りを疑う人は多いです。とはいえ実際は、指が当たっただけの誤操作だったというケースが目立ちます。
寝落ちしたあとに登録が増えていた、解除したのに同じチャンネルがまた登録されている。そういう状況で検索した人に向けた記事です。
この記事では、まず原因の見分け方をまとめます。そのあとGoogleアカウントのセキュリティ診断から、YouTube Studioの権限設定まで、確認する順番を紹介します。全部やっても10分ほどで終わります。
身に覚えのない登録チャンネルが増える3つの原因
原因は大きく3つです。誤操作、連携アプリ、乗っ取り。この順番で疑うと早く片づきます。
一番多いのは誤操作です。スマホで動画をスクロールしているとき、登録ボタンの上を指が滑ることがあります。寝落ちして画面に手や頬が当たるパターンも同じ。ボタンは動画のすぐ下にあるので、そもそも当たりやすい位置にあります。
次に多いのが、サードパーティアプリ(YouTubeとつないで使う外部ツール)やブラウザの拡張機能による操作です。一度アクセス権を渡すと、自分が触っていないときでも登録の操作が走ることがある。過去に入れた拡張機能を忘れているパターンが多いです。
乗っ取りを疑うのは最後で十分です。ログイン履歴に知らない端末や知らない地域が出てきたとき、そちらの線を追えば足ります。
もう一つ見落としやすいのが、テレビ・スマホ・PCで同じGoogleアカウントを使っているケース。リビングのテレビを家族が操作すれば、その登録は自分の一覧にも並びます。むしろこのパターンが一番あっさり解決します。
まずGoogleアカウントのセキュリティ診断でログイン履歴を見る
最初にやることは、Googleアカウントのセキュリティ診断を開くことです。ここが出発点になります。ブラウザでもスマホのアプリでも同じページが開きます。
見る場所は2か所です。上から「最近のセキュリティ関連のアクティビティ」、次に「ログインしている端末」。この順番で目を通します。個人的にも、乗っ取りかどうかの判断はこのログイン履歴だけで大体つきます。
- 「最近のセキュリティ関連のアクティビティ」に、覚えのないパスワード変更やログインが記録されていないか見る
- 「ログインしている端末」に、持っていない機種名や使っていない地域が出ていないか見る
- 知らない端末があれば、その端末を選んで「ログアウト」→そのあとパスワードを変更する
- 同じ診断ページ内で、2段階認証がオンになっているか確認する。未設定ならここで有効にする
ここまでで5分ほどです。知らない端末が1つもなければ、乗っ取りの線はいったん外して大丈夫。パスワードを変えるときは、他のサービスと使い回していないものにします。
YouTube Studioの権限設定とサードパーティ アプリを確認する
- YouTube Studioを開き、「設定」→「権限」を選ぶ。知らないユーザーが管理者として追加されていないか見る
- Googleアカウントの「サードパーティ アプリとサービス」を開く。YouTubeへのアクセス権を持つアプリが一覧で出ます
- 心当たりのないアプリを選び、「アクセス権を削除」を押す
- ブラウザの拡張機能も同じ目で見る。YouTubeの画面を書き換えるタイプは特に確認する
「権限」に知らない名前が入っていた場合は、そのユーザーを削除します。他人がここに残ったままだと、こちらの操作と関係なくチャンネルの設定を触れてしまいます。
登録者数を増やす系のツールを昔に使った人は、そこも見直したほうがいいです。ああいうサービスは「相互に登録し合う」仕組みでアクセス権を使います。使うのをやめても、アクセス権だけ残っていることがある。一方で、アクセス権を消せばその日から登録は増えなくなります。
登録チャンネルの解除手順と、そのあとの観察のしかた
「解除したのに、数日後また同じチャンネルが登録されていた」。この声が一番の分かれ道です。1回きりで終われば誤操作、繰り返すなら連携アプリ側だと考えられます。
解除の手順はこうです。
- サイドメニューの「登録チャンネル」を開く
- 一覧の下にある「すべて管理」を押す
- 知らないチャンネルの右にある「登録済み」を押す
- 出てきたメニューから「登録解除」を選ぶ
解除が終わったら、そこで手を止めます。数日おいてから、もう一度「すべて管理」を開いて増えていないか見る。増えていなければ誤操作だったという話で終わりです。
同じチャンネルがまた並んでいたら、誤操作ではありません。そのときはサードパーティ アプリとサービスの一覧に戻って、アクセス権を持つアプリを全部外します。拡張機能も一度オフにして、それから数日また様子を見る。この切り分けで、原因はほぼ絞れます。
やらないほうがいい対応と、公表されていない部分
よくあるのが、パスワードを変えただけで終わらせるパターンです。パスワードを変えても、いったん渡したアクセス権はそのまま残ります。連携アプリが原因だった場合、翌週にはまた同じことが起きる。セキュリティ診断とアクセス権の確認は、セットで進めたほうがいいです。
逆に、知らないチャンネルを解除せず放置するのもすすめません。登録チャンネルはおすすめ動画の材料になります。興味のないジャンルが混ざったままだと、ホーム画面の中身がじわじわ荒れていく。
なお、YouTube側のバグで自動的に登録が入ることがあるのかどうかは、公表されていません。スパムチャンネルが仕掛けているのか、こちら側の環境が原因なのかも、一つひとつのケースでは断定できません。ただし、はっきりしていることが一つあります。ログイン履歴と権限設定とアクセス権を見れば、自分の環境側は白黒つけられます。
まとめ
ここまでの確認は、上から順にやれば10分かかりません。
- 結論:身に覚えのないチャンネル登録は、乗っ取りより誤操作と連携アプリが原因のことが多い
- 次にやること:Googleアカウントのセキュリティ診断で、ログイン履歴と端末一覧を見る
- 次にやること:YouTube Studioの「権限」と、サードパーティ アプリとサービスのアクセス権を確認する
- 覚えておくこと:登録チャンネルを解除したあと、数日おいて増えていないか観察する
- 覚えておくこと:2段階認証が未設定なら、この機会に有効にしておく
セキュリティ診断のログイン履歴に、知らない端末が出てこない。YouTube Studioの権限にも、知らないユーザーがいない。この2つがそろえば、あとは登録チャンネルを解除して様子を見るだけで片づきます。

