Googleマップの現在地がずれる時の直し方

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「あれ、青い点がどこにもない?」「地図の自分の位置、実際とぜんぜん違う」。Googleマップを開いてそう思ったときの話です。

初めて行く場所でナビを使いたいのに、現在地が合わない。待ち合わせで現在地共有を使っているのに、相手に自分の場所が届かないままになる。地下街で青い点が飛んで道に迷った、という人もいます。

やることは大きく4つあります。測位のリセット、権限の確認、コンパスの校正、そして省電力まわりの見直しです。

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青い点と水色の円で、今どんなズレ方をしているか見分ける

ひとくちに「現在地が合わない」といっても、症状は3つに分かれます。

  • 現在地アイコン(青い点)が、そもそも地図に出てこない
  • 青い点は出るけれど、実際の場所から数百メートル〜数キロずれる
  • 青い点のまわりの水色の円が、やたら大きく広がっている

3つ目の水色の円は、位置情報の精度が落ちているサインになる。円が大きいほど「このあたりにいるはず」という範囲が広い、という意味です。画面に「位置情報の精度が低くなっています」と出ることもある。

ずれが大きくなりやすいのは、地下や高層ビル街です。GPSの電波がビルの壁に当たって反射し、遠回りして端末に届く。これをマルチパス(電波の反射)と呼びます。届くまでの時間が長くなるぶん、端末は「もっと遠くにいる」と計算してしまう。駅前で急に青い点が飛ぶのは、これが理由です。

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最初にやるのは測位のリセット。屋外+機内モードでA-GPSを取り直す

細かい設定をいじる前に、まずこれを試したほうがいい。手順は3つだけです。

  1. 屋外の開けた場所へ移動する
  2. 機内モードをオンにして、10秒待ってからオフにする
  3. Googleマップアプリを再起動する

移動したあとは、その場で少し待ちます。だいたい1〜3分で青い点が落ち着くことが多い。個人的にも、あちこち設定を触るより、空が見える場所へ出て数分待つのが一番早かった。

機内モードのオンオフが効くのは、A-GPS(衛星の位置データを通信で先読みする仕組み)を取り直せるからです。古いデータを持ったままだと、端末は見当違いの衛星を探し続ける。一度電波を切ってつなぎ直すと、そこがリセットされます。

ただし、位置情報のスイッチを短い間に何度もオン・オフするのは逆効果になる。測位が始まるたびに中断されて、いつまでも精度が上がらないままです。

権限は「常に許可」と「正確な位置情報」の2か所を見る

リセットで直らないなら、アプリの権限(アプリに何を許可するかの設定)を見ます。端末の「設定」を開き、「アプリ」からGoogleマップを選び、「権限」の中の「位置情報」をタップする。ここが入口になる。

チェックするのは2か所です。1つ目は許可の範囲、2つ目は精度の切り替え。

  • 位置情報を「常に許可」に設定する
  • 「正確な位置情報」のスイッチをオンにする

Android 13以降などでは、「常に許可」の項目がすぐに出てこないことがある。そのときは先に「正確な位置情報」をオンにすると、選べるようになります。

現在地共有で相手に自分の位置が伝わらないときも、ここが原因になりやすい。アプリを閉じている間の位置の更新は、「常に許可」がないと止まるからです。

コンパスの校正は、スマホケースを外してから8の字

青い点の場所は合っているのに、向いている方向だけおかしい。そのときはコンパスの校正(方位センサーの調整)をします。

  • 磁石入りのスマホケースやカバーを外す
  • Googleマップを開いて、青い点をタップする
  • 「コンパスの調整」を選び、端末で空中に8の字を描くように3回ほど回す

8の字は、手首を返しながら端末の向きを大きく変えるのがコツになる。ゆっくり大きく動かすほうが効きます。画面の精度表示が「高」に変われば終わりです。

ケースは外す。磁石入りのまま回しても、ズレが残ったままになるからです。マグネット式の車載ホルダーに載せているときも同じになる。

一方で、校正で直るのは向きだけです。青い点の場所そのものがずれている場合は、8の字を何度やっても変わりません。

省電力設定とPC版のブラウザ許可も確認する

Androidで現在地共有の更新が止まるときは、バッテリーの設定を見ます。「設定」→「アプリ」→Googleマップ→「バッテリー」と進み、「制限なし」を選ぶ。省電力の機能が、裏で動いている位置の更新を止めていることがあるからです。

パソコンで使っている場合は、ブラウザ側の許可になる。アドレスバーの左にある鍵のアイコンをクリックし、サイトの設定で位置情報が「ブロック」になっていないか確認します。ブロックのままだと、地図はずっと街の中心あたりを指したままです。

それと、室内だけで判断しないほうがいい。窓際でも、壁や屋根で電波は弱くなります。設定を変えたら、もう一度外に出て試し直す。

ここまでやっても青い点が動かないなら、GPSアンテナの故障など端末側の問題も出てきます。その場合、ソフトの設定をどう変えても直りません。細かい条件はGoogleマップヘルプ「現在地の検出精度を高める」にまとまっています。

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まとめ

現在地のズレは、症状ごとに見る場所が変わります。最後に要点だけ並べておきます。

  • 結論:青い点が出ない・ずれるときは、屋外へ出て機内モードのオン・オフでA-GPSを取り直すのが一番早い
  • 次にやること:Googleマップの権限を「常に許可」にし、「正確な位置情報」をオンにする
  • 次にやること:方向だけ狂っているなら、スマホケースを外してコンパスの校正をする
  • 覚えておくこと:水色の円が大きいときは位置情報の精度が落ちている合図で、地下や高層ビル街では起きやすい
  • 覚えておくこと:Androidのバッテリー最適化を「制限なし」にしないと、現在地共有の更新が止まる

青い点と水色の円の大きさを見て、権限の「正確な位置情報」と屋外での再測位。この2つを押さえておけば、現在地がずれても慌てずに戻せます。

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