Final Cutが起動できずホーム画面に戻る時の直し方

アプリのアイコンを押した瞬間、画面が一瞬だけ光ってすぐ消えた。編集を再開しようとしただけなのに、何度開いてもデスクトップに戻される。

これは、Final Cut Proが起動直後にクラッシュ(強制終了)している状態です。ドックに起動中のサインは出るのに、編集画面が表示されないまま落ちる。そんな症状で困っている人に向けた記事になる。

読むと、最初にどこを見ればいいか、手を動かす順番が分かります。やることは大きく2つだけ。環境設定のリセットと、外付けドライブの切り離しです。

Final Cut Proが起動できずホーム画面に戻される時、まず見るところ

症状はだいたい決まっています。アイコンを押しても即終了する。起動途中でクラッシュレポートが出る。特定のプロジェクトを開こうとすると必ず落ちる。この3つのどれかに当てはまるはずです。

ここでやりがちなのが、いきなりアプリを消して入れ直すこと。ただ、これは遠回りになりやすい。設定ファイルがMacの中に残るからです。入れ直しても同じファイルを読み込むので、症状が変わらないことが多いんです。

先に見る順番はシンプルです。最初に疑うのは環境設定ファイルの破損。次にサードパーティ製プラグイン(外から足した機能)の競合です。この2つを切り分けると、原因がぐっと絞れます。

環境設定のリセットをCommandキーとOptionキーで行う手順

まず試すのは環境設定のリセットです。Appleの公式サポートでも案内されている、いちばん一般的な直し方になる。設定だけを初期化する操作なので、編集したプロジェクトのデータは消えません。ここは安心していい部分です。

手順はキーを押しながら起動するだけです。順番だけ間違えないようにしてください。

  • Final Cut Proを完全に終了する
  • CommandキーとOptionキーを同時に押したまま、Final Cut Proを起動する
  • 「環境設定を削除しますか?」と出たら「環境設定を削除」を選ぶ

個人的には、起動不可のときはこのCommand + Optionでの環境設定リセットをいちばん先に回すのが早いと感じます。押しっぱなしのタイミングだけ気をつければ、数十秒で終わる作業です。

外付けドライブとライブラリの破損を切り離して確かめる

環境設定を直しても落ちるなら、次はデータ側を疑います。たとえば「このライブラリ(編集素材をまとめた.fcpbundleというファイル)を開くと必ず落ちる」というケース。これはライブラリそのものの破損が原因のことがあります。

切り分けの手順はこうです。まずMacをシステム終了する。次にキーボードとマウス以外の外付けデバイスを全部外す。HDDやSSDなどの外付けドライブですね。その状態でMacを起動して、Final Cut Proが単体で開くか確認します。

単体で開けたなら、外付けドライブ側に原因がある証拠です。とはいえ、いきなり全部消すのは早い。外付けストレージの接続がゆるんでいないか、フォーマット形式(データの保存方式)がFinal Cut Proに合っているかも見てください。あわせて、レンダリングファイル(下書きの再生用データ)の破損も落ちる原因になります。

アップデート後に多いプラグインの競合を疑う

ここまでで直らないなら、外から足した機能を洗います。特に多いのが下の2パターンです。

  • Audio Unitプラグイン(音の加工機能)が、起動時のチェックで止まって固まる
  • macOSやFinal Cut Proのアップデート直後、新しいエフェクトを足した直後にクラッシュする

起動時、Final Cut Proは入っているプラグインを順番に読み込みます。このとき相性の悪いものがあると、そこで処理が止まって落ちる。だから新しい機能を足した直後は要注意です。

ただ、どのプラグインが競合しているかは、外から見ただけでは分かりません。1つずつ外して試す個別の検証が必要になる。ここでつまずいたら、Appleの公式サポートにトラブルシューティングの手順がまとまっています。Apple サポート: Final Cut Proが機能しない場合を開いて、順番に確認してみて。

まとめ

直し方を短く整理しておきます。

  • 結論:起動できずホーム画面に戻される時は、CommandキーとOptionキーで環境設定のリセットを最初に試す
  • 次にやること:外付けドライブを全部外して、ライブラリ破損か本体側かを切り分ける
  • 次にやること:アップデートやエフェクト追加の直後ならAudio Unitなどプラグインの競合を確認する
  • 覚えておくこと:環境設定を削除してもプロジェクトデータは残る
  • 覚えておくこと:いきなり再インストールしても設定ファイルが残ると直らないことが多い

Final Cut Proの起動不可は、環境設定のリセットとライブラリの切り離し、この2つで大半が片づく。

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