改札の手前でモバイルSuicaを開いたら「ただ今、サイトが大変混みあっております」の表示。チャージもできません。これって自分のスマホが壊れたの? と思った人も多いはずです。
この記事は、「モバイルSuica 開かない」や「サイトが大変混みあっております」で検索した人に向けたものです。アプリが開かない理由と、電車に乗るまでにできることをまとめました。
先に答えを言います。スマホの故障ではありません。残高があれば、改札もいつも通り通れます。
「サイトが大変混みあっております」の原因はteppayへのアクセス集中です
この表示の原因は、10月20日に始まった新しいコード決済「teppay」へのアクセス集中です。JR東日本も、teppayの開始でアクセスが集中していると説明しています。公式に認められている混雑なので、自分だけの問題ではありません。
主な症状は4つです。目立つのは、起動したときの「ただ今、サイトが大変混みあっております」の表示と、チャージが最後まで終わらない状態です。ほかに、ログインや規約同意(アプリのルールへの同意)の画面でのエラーや、読み込みがとても遅いという声も出ています。
そもそも、アプリに人が集まるのには理由があります。teppayを使うには、モバイルSuicaアプリの最新版が必要です。登録しようとする人がいっせいにアプリを開くので、サーバー(アプリの裏側で動くコンピューター)が混んでいるわけです。
端末の故障や通信環境のせいではないので、スマホの初期化(中身をリセットすること)はしなくて大丈夫です。M010のようなエラーコードが出ることもあります。これも混雑しているときに出やすい表示です。
モバイルSuicaのアプリが開かなくても、改札はいつも通り通れます
たとえば朝の駅で、改札の手前でアプリを開いたとします。エラーが出て残高も見えず、足りるかどうか分からないまま立ち止まってしまう場面です。
改札を通るだけなら、アプリの状態は関係ありません。改札にタッチしたときに動くのは、スマホの中のFeliCaチップ(ICカードの役割をする部品)です。このチップはアプリやサーバーとは別に動くので、混雑の影響を受けません。
残高が足りているか、有効な定期券が入っていれば、そのままタッチで通れます。アプリが開かないと焦りますが、改札の前でまず見るのはアプリより残高の数字です。
なので、「アプリが使えない=改札も通れない」と思い込んで駅員窓口に並ぶ必要はありません。むしろ窓口で待つうちに、乗れたはずの電車を逃してしまいます。
チャージはApple PayやGoogle ウォレットから直接試す
残高が足りないときも、手はあります。モバイルSuicaアプリを通さず、スマホのウォレット機能からSuicaに直接チャージする方法です。iPhoneならApple Payのウォレット、AndroidならGoogle ウォレットを使います。
アプリのサーバーが混んでいても、この経路なら混雑を避けられる可能性があります。一方で、必ず成功するとまでは言い切れません。うまくいかなかったら、次の見出しの方法に切り替えましょう。
手順は次の通りです。ボタンの名前は端末によって違うので、それらしい項目を探してください。
- iPhoneの場合:Apple ウォレットを開いてSuicaを選び、チャージのようなボタンから金額を入れる
- Androidの場合:Google ウォレットを開いてSuicaを選び、チャージのようなボタンから試す
それでもダメなら連打せず、券売機の現金チャージに切り替える
- エラーが出るたびにアプリを再起動したり、ボタンを連打したりする
- 故障を疑って、スマホを初期化する
- 改札を通れないと思い込んで、駅員窓口に並ぶ
上の3つは、どれも今回はやらなくていいことです。特に気をつけたいのは1つ目の連打です。再起動や再読み込みをくり返すと、そのぶんサーバーへのアクセスが増えます。同じことをする人が大勢いると負担が積み重なり、かえって復旧が遅れる原因になります。
急いでいるなら、駅の券売機で現金チャージに切り替えましょう。券売機を使えば、アプリを開かなくてもモバイルSuicaに現金でチャージできます。サーバーの混雑とは別の道なので、確実です。
一方で、急がない操作は後回しで構いません。teppayの登録や、グリーン券・定期券の購入がそうです。公式の目安ではありませんが、数時間ほど空けてから開き直すくらいがおすすめです。
復旧時刻とteppay以外への影響はまだ発表待ちです
10月21日時点で、完全に復旧する時刻は公表されていません。teppay以外のアプリ機能にどこまで影響が出ているのかも、まだ案内がありません。
分かっているのは、原因がteppay開始によるアクセス集中だという点です。改札の通過に影響がないことも確かです。分からないのは、いつ元に戻るかと、影響がどこまで広がっているかの2つ。ここから先は、公式の発表待ちです。
最新の情報は、モバイルSuicaサポートポータルで確認できます。復旧の案内が出てからteppayを登録しても、遅くはありません。
まとめ:モバイルSuicaが混みあっているときの動き方
- 結論:「サイトが大変混みあっております」はteppay開始によるアクセス集中が原因です。スマホの故障ではありません
- 次にやること:残高を確かめて改札を通り、チャージはApple ウォレットかGoogle ウォレットから。だめなら券売機で現金チャージに切り替えます
- 覚えておくこと:FeliCaチップはアプリと別に動くので、モバイルSuicaのアプリが開かなくても改札は通れます
モバイルSuicaにエラーが出ても、残高があればFeliCaチップで改札は通れます。チャージはApple ウォレットかGoogle ウォレットから試し、それでもだめなら券売機に切り替えましょう。teppayの混雑が落ち着くのを待たずに電車に乗れます。

